金属探知機が倒せない
ある博士が画期的な発明をした。
それは少し分厚い文庫本程の大きさの箱だった。
「博士、これは一体何なのですか?」
博士の助手が興味津々という様子で尋ねた。
「これは一種のステルス機能がある箱でな」
博士は静かに答える。
「この箱の中に入れたものは、金属探知機に一切かからなくなるんだ」
「凄いじゃな――」
「一番の問題は、」
と助手の言葉をさえぎり、博士は笑いながら言った。
「この装置自体が金属探知機に引っかかる事だ」
ある博士が画期的な発明をした。
それは少し分厚い文庫本程の大きさの箱だった。
「博士、これは一体何なのですか?」
博士の助手が興味津々という様子で尋ねた。
「これは一種のステルス機能がある箱でな」
博士は静かに答える。
「この箱の中に入れたものは、金属探知機に一切かからなくなるんだ」
「凄いじゃな――」
「一番の問題は、」
と助手の言葉をさえぎり、博士は笑いながら言った。
「この装置自体が金属探知機に引っかかる事だ」
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