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深夜1時、私はこたつに突っ伏して缶チューハイを開けた。


今日もだめだった。入社した会社はブラック企業で、ストレスはもう限界に達している。楽しみもなく、毎晩明日が来ることにおびえながら布団に潜る毎日だ。


高梨花恋として生まれてから、もう何年経っただろう。


幼い頃、私はケーキ屋さんになるだなんて言っていた。


中学生になると、テレビで輝くスターに憧れ、アイドルになりたいだとか考えていた。


高校生、小説家で食っていくと言って筆を走らせていた。


私には叶えたかった夢がたくさんあった。


大学生になって、まともなOLになりたいと願った。


特に叶えたくもない夢だった。


それだけが、叶ってしまった。


私の人生、もうだめかもしれない。あれだけ活動的だった頃と比べたら天地の差だ。もう若さもなくなってきている。


明日もまた上司の嫌味を聞いて、激務に耐えて、終電ギリギリに帰るのか。


思わずため息をついた。視界が朦朧としてくる。そろそろ寝落ちしてしまいそうだ。


350mlの缶はもう軽くなっていて、理由はないが握りつぶした。


久しぶりに飲んだチューハイは、心を癒してくれるわけでもなく、ただいつもより深い眠りに誘っただけだった。


来世は令嬢様にでも転生して、毎日おいしいもの食べて生きたいな。

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