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第16話:静寂の海と異海域への道

レヴィアタンの群れを倒してから数日。

海は嘘のように穏やかだった。

波は静かに寄せ、潮風はやわらかく頬を撫でる。

漁師たちは甲板で笑い合い、久しぶりに恐怖から解放された表情を見せていた。


航路の開放


海図を広げると、これまで航行できなかった赤印の海域が青く塗り替えられている。

漁師が震える声で言った。


「ここから先は“霧海”だ……誰も踏み入れたことのない未知の海域」


霧に閉ざされ、常に怪物が潜むとされていた場所。

だが群れを失ったことで、潮流が変わり、航路が開けたのだ。


東出の決意


東出昌大は甲板に腰を下ろし、煙草に火をつける。

夜風に煙を溶かしながら、静かに呟く。


「……やっと、先が見えてきたな」


木のカップに酒を注ぎ、星空を仰ぐ。

漁師たちが次々と杯を掲げ、勝利と新たな旅路に乾杯した。


次なる舞台


霧の向こうには何があるのか。

異形の海獣か、沈んだ文明か――

あるいは、神が用意した次なる試練か。


焚き火が小さくはぜ、東出は肉を頬張り、しばし間を置いて笑った。


「……うまい!」


静寂の海は、確かに新しい物語の始まりを告げていた。

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