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第15話:群れとの大海戦
夜の海。
月光に照らされた波間を、複数の巨大な背びれが切り裂く。
タイダルレヴィアタンの群れ――五頭。
その姿はまるで、海そのものが牙を剥いているかのようだった。
激闘の幕開け
船上から放たれる矢と銛。
漁師たちの掛け声、波の轟き、獣の咆哮が入り乱れる。
東出昌大は銛を握り、波間に飛び込んだ。
鱗の隙間を狙い、渾身の一撃を叩き込む。
血の匂いが海を染め、獣が暴れるたび船が大きく揺れる。
やがて、一頭、また一頭と海に沈んでいき、最後の巨体が動かなくなった時、
夜の海には静寂と月光だけが残っていた。
船上の焚き火ルーティン
甲板に戻った東出は、濡れた髪をかき上げ、火を起こす。
万能狩猟道具を石板に変え、切り出したレヴィアタンの赤身を並べる。
塩と海藻酒をひと刷け。
炎が肉を照らし、じゅうっと音を立てた。
タバコに火をつけ、ゆっくりと煙を吐く。
横には酒。
星と波を眺めながら、肉が焼ける音を聞く。
「……うまい!」
焼き上がった肉を一口。
濃厚な旨みが口いっぱいに広がり、塩と酒がそれを引き締める。
しばし無言で焚き火を見つめ、間を置いて――
「……うまい!」
漁師たちが歓声を上げ、酒を掲げる。
夜の海に、焚き火と笑い声が溶けていった。




