表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/44

第15話:群れとの大海戦

夜の海。

月光に照らされた波間を、複数の巨大な背びれが切り裂く。

タイダルレヴィアタンの群れ――五頭。

その姿はまるで、海そのものが牙を剥いているかのようだった。


激闘の幕開け


船上から放たれる矢と銛。

漁師たちの掛け声、波の轟き、獣の咆哮が入り乱れる。

東出昌大は銛を握り、波間に飛び込んだ。

鱗の隙間を狙い、渾身の一撃を叩き込む。

血の匂いが海を染め、獣が暴れるたび船が大きく揺れる。


やがて、一頭、また一頭と海に沈んでいき、最後の巨体が動かなくなった時、

夜の海には静寂と月光だけが残っていた。


船上の焚き火ルーティン


甲板に戻った東出は、濡れた髪をかき上げ、火を起こす。

万能狩猟道具を石板に変え、切り出したレヴィアタンの赤身を並べる。

塩と海藻酒をひと刷け。

炎が肉を照らし、じゅうっと音を立てた。


タバコに火をつけ、ゆっくりと煙を吐く。

横には酒。

星と波を眺めながら、肉が焼ける音を聞く。


「……うまい!」


焼き上がった肉を一口。

濃厚な旨みが口いっぱいに広がり、塩と酒がそれを引き締める。

しばし無言で焚き火を見つめ、間を置いて――


「……うまい!」


漁師たちが歓声を上げ、酒を掲げる。

夜の海に、焚き火と笑い声が溶けていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ