呼ばれて飛び出て異世界召喚
せっかく思いついたので勢いで書き始めました!
予定も何もかも未定ですがお付き合いいただけると幸いです。
追記 (6/12)!!や!?の修正をしました。環境依存ぇ……
―――それは、いつも通りの日常のはずだった。
いつも通りに会社に行き、仕事をして、家に帰って、可愛いものに囲まれてそのまま沈むように寝る。そんな日常の繰り返しになる、はずだった。
しかし、俺こと、本城優希の日常は足元に輝いた光によって、一変したのであった……
いやいや、会社の廊下で光に包まれたと思ったらなんか気が付いたら、変なお花畑とスーツ姿のオッサンがいるとか、やばくない?
「あ、気付いたー?ごめんねー、驚かせちゃってー」
目の前にきたオッサンはそう言いながら説明を続ける。
目の前のオッサンは神様らしい。胡散臭っ。
「え、ひどくない!?神様でも傷付くんだよ!?」
「え、あ、なんか…ごめんなさい?」
そう言うと神様は「まぁ、いいけどね」とケロッとした感じで話を進めた。まあ、ざっくり説明すると…
1.神様には妹さんがいて妹さんは所謂異世界の女神とやらをやっている。
2.その異世界には魔法が存在する。
3.その世界で魔法に間違い?があって異世界から何かを召喚する魔法が成立してしまった。
4.その魔法のターゲットとして俺が選ばれてしまったので異世界に飛ばされるタイミングで神様の領域?に呼び込んで謝罪することにした。
そしてここからが重要!!
5.この異世界召喚魔法は神様にすら解除出来ない、そして異世界に行ったが最後、帰る手段があるか分からない、らしい。
マジか…いやマジか…
確かに今回初めて召喚するらしいもんなあ…でも、異世界かぁ…
とか何とかぐるぐるやっていたら、神様は「ま、とりあえず特典的なものは付与したから頑張ってー」とか言い出して、少しずつ景色が白くぼやけていく……あ、これもう飛ばされるやつだ。俺知ってる。とりあえず、神様に言えることはひとつ……。
―――俺の特典って何ですか?
僕の心からの一言は虚しく響き、そうして僕は白い霧に包まれていった。
そして、異世界の扉が開かれた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
優希が異世界へと送られてしまったあと、花畑から離れようとしている神様、と名乗っていた男は気付いた。
―――あ!彼に特典の内容教えるの忘れてた!!
まあ、あの子の観ている世界だし大丈夫だと思うけど……。でも、心配だなあ。
―――そんな悩みに満ちた声が花畑に木霊するのであった。
そして、それを遠くから眺めていた女性……女神は微笑みながらその場を離れるのだった。
―――お兄様ったらもう。うっかりなんだから。
―――あの子……私の世界に来たからには、もっと自由に生きてもらわないとね。そうだわ、あれをしてあげましょっと。楽しみだわ♪
そう言って、女神もその場を後にした。
ちなみに神様のイメージはスーツリーマンって感じですね。
その姿の理由は「世界にお忍びで行った時に溶け込みやすいから」
地球人(というか世界の人の文化とか)が好きでよく仕事サボって地球にお忍びで行ってるらしい。
次回更新は来週中にはしたいと思います。