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ガンジャ先生。  作者: 出雲屋
2章 南国到着と数学
8/29

値切りスキルの数学授業 3

 未亜迷子騒動が終わって、午前中は各自道具片付けとシャワーなど浴びることになった。

 食堂集合。気分の切り替えだけどいい判断だと思う。シャワーを浴びて道具がない僕は整理することもないので、、下に降りて行く。先生が食堂でビールを飲んでいた。ちょっと目が合うとき「ビクッ!」とあっちがしていたけど、まあいいかみたいな感じで手寄せする。

 

「匠って言ったかな。準備いいのか?」

「はい。道具ないですし」

「‥‥シャワー浴びて制服また着る理由は?暑くねえか?」

「はい。暑いです。でもこれしかないですし」

「‥‥‥」

「‥‥‥」

「少なくとも君はまともと思ってたけど‥これはこれで大変だな。」

先生はぁ〜とため息をついて。

「匠付き合え。買い出し行くぞ。」

「はい?」


 少し冷房で体えお冷やそうとする中、無理やり連れていかれた。先生と共に雑踏に再び。時間は10時半くらいでいくつか気になること聞きつつ移動していく。

「僕の腕時計今8時半なんですけど。壊れんですかね?」

「時差って知ってるか?タイは2時間早まるんだよ。」

「マジか」

そうか。。初日は1時半くらい寝たから。。夜中の3時半くらいだったのか。眠いはずだ。


「買い出しってどこ行くんですかね?」

「んーなければいいと思ってたが。また迷子なったときの保険買いに行く」

「?」

「パンテップってとこ」

「??」

「まあ気にすんな。テキトーに選べ」

「???」


そして歩くこと10分かからず。モールっていう建物なのかな。とりあえず連れられるまま入った。そこはキラキラしてた。電気カオスというとこだろう。

「携帯電話を人数分。色や形は任せる。予算は1000バーツくらいで」

「了解!船長」

「‥‥誰が船長だ」

ちなみにバーツはタイのお金の単位らしい。両替で少し理解できた。

彩り多い中古ショップ、ましては海外のジャンクさも際立って、男子心は踊る。あれもいいし、これも捨てがたい。

お!? NOKIA!SONYERICSSON! すげー緑の携帯初めて見た。こっちは真っ赤だ!ニヤニヤしてショーケースの前で悩んでいたが、

「笑ってないでさっさと買え」

とけつを蹴られた。うぐぐ。。


 結局4つは予算内、2つは無理を言って買って貰った。SONYERICSSONのシルバーかっけー!

「あれ?でも携帯あってもSIMカードないですよ?」

「‥‥それくらい知っとる。」

「契約って家族許可とか。めんどいですよ?」

「そうだろうな〜めんどいな〜」

ふと店を出たあと先生はオバちゃんが座っている宝クジ?みたいなのを売ってるとこにしゃがみこむ。

『これこれ。オバちゃん6枚ちょうだい』

『はいよ。宝クジはいいのかい』

『じゃあ6のラッキーナンバーで10枚』

『ありがとね。毎度』

「またせたな。SIMカードってこれだろ?とりあえず150バーツ分だからチャージもいいか」

「マジか」

「そうだろうな。まぁタイだし慣れな(笑)」


 なんだろうこの感じ。。そのあと隣のモールにちょっとより、「ここなら涼しいし、服選びやすいだろ」とアドバイスをもらった。このあと買い物に行くらしくいろいろアドバイス頂く。値切りはしろとか、多めに買えとか。。そんなこんなでホテルへと戻っていった。世界常識ってなんだろう。。



■■■


女子4人は同室に集まって未亜が落ち着くまで話してる。

「ごめんね、未亜さん私気がつけなくて」

「いいよいいよ。私こそ心配かけてごめんなさい」

「でも迷子なる気分かるわ〜この周りってすごい賑やかだよね。」

「私も!お祭りしてるのかと思った」

「周りも元気だしいろいろ人いるし。。圧倒される〜」

「でもいい人ばかりで良かった。。すごくね、歩すごく心配してたの!」

「先生は普通のおっさんだけど笑」

「そんな事ないよ!あの短時間で見つけるってすごいと思う」

「‥‥何かお父さんが生きていれば。あんなのかなー」


「‥そんな事よりシャワー浴びた?シャンプーすごくいい匂いなんだけど!」

「これからどこ行くのかな〜少しワクワクしちゃう♪」

「何だかんだでお腹空いたね〜タイ料理か。。辛めらしいよ?」

「辛いの!?うーん大丈夫かなぁ。。」

「あ、イイね♪歩辛いの好き〜♪あとゾウ乗りたいな〜茜」

「ゾウっているの?かわいいかな」


ーーーワイワイがやがや。女子会は続く。そのころタツヤは。。


「は?マジシャワー使い方わかんないんですけど!冷てー!」

「匠〜ヘルプミー!」

すでに誰もいない部屋で返事も帰らず。

シャワー自体は単純にボタンで加熱だが。。カードキー差さないとガスも電源も止まるのです‥‥‥頑張れタツヤ!



明日以降は1話ずつ投稿予定です。

今晩もう一話更新予定。

よろしく応援お願いします٩(ᗜ*)و

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