表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガンジャ先生。  作者: 出雲屋
1章 旅行開始のHR
2/29

拉致と移動


 朝起きると何やら下で騒がしい音が聞こえる。


今日ってなんかあったかな〜?

と思いつつなんか興味ないしな。。。

PCをつけてオンラインゲームの続きをやろうかと思った瞬間。

!!ドアがバタンと開いた。


「何!?」


いきなり大の大人2人が部屋に入り僕は捕われた宇宙人のような格好で1階に降ろされた。手錠をつけられ話が見えないままソファに抑えられた。


「だから何ぃ!? 俺なんかしたっけ?」


「おはよう。匠くん。今から楽しい海外旅行だ。準備してもらっていいかな?あ、別にこのまま行ってもいいんだけど、、パジャマで外出はねえ。」


 おふくろが制服を用意してチラチラこちらを見てる。

頭がボーッとしてたけど、旅行?クエッションが頭を回る。

「とりあえず顔くらい洗わせてよ。。。」


んーよくわからないけど、とりあえず逃げる事は無理そうだ。顔を洗いつつ少しずつしっかりとしてきた僕は制服に着換えて諦める事にした。


「匠、旅行行けるの?」

心配そうにリュックを持ってるおふくろがこちらを見る。

「てか逃げられないじゃん‥‥よくわからないけど。一応先生の顔くらい覚えてるよ」

ジャラっと手首を見せながら、その言葉に反応したのは山本先生だった。

「嬉しいね〜1回合っただけなのに覚えてくれたんだ。まあ詳しくは車で話として、お母さん、息子さんを預からせていただきます。フライト時間も余裕ないのでさっそく」


「よろしくお願いします!」


 おふくろは小さな袋を先生に渡して頭を何度も下げている。

僕はそのままドナドナされるがまま家の前にあるハイエースに乗り込んだ。すでに先客がいるらしい。

後部座席には2人ほど先に女の子がいた。

「どうも」

あっちは何も答える訳でもなく手に目線が。。

似た顔をした2人はギョッとしてた。

あ、そうだ。手錠されたままだった。


「さああと2人かな?千葉で拾うからそれまでゆっくりしてて」

「「どこ行くんですか?」」

「修学旅行って今の時期だっけ?」

「あーみんな集まったら説明するけど、とりあえずはみんな合流が先だね。お互い高校2年同士仲良くするんだよー」

「‥‥‥手錠外してくれます?」

チラっと山本先生はこちらを見て、ニヤニヤしながら

「空港までつけとこうか♪うふふ」

楽しんでるなこいつは。。諦めのいい僕はまあいっかと首都高に入る外の景色を見て思う。


 コンビニぐらいは行くんだけど朝の日差しはこんなに強くなったんだ。

学校行かなくなって10ヶ月くらいかな?

 別に何が合ったとかいう訳でもないが、夏休みの終わりに入院する病気を携わった。内蔵に菌が入る病気らしい。もちろん不治の病でも何でもなく、2ヶ月完治した。しかし学校もういいかな?ってなって今に至る。

 なんか変に同情されるのも嫌だったし、行かなくても両親は特に言うことはなかった。日々ゲームに明け暮れてただけだし。


 そんな事を想い長ら静かに車は移動して行く。

あ、そういえばリュック玄関に置いて‥きた‥‥‥1文なしで携帯電話もない。まぁいいか。


 諦めのいい性格の甲斐 匠( かい  たくみ)16歳。


すでに季節は7月に入っていた。


頑張って行くのよ匠。。

あら?リュックサックが置いて。。?先生!ヽ(°д。ヽ≡ノ°д。)ノ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ