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 王石(おうせき)は隊列の一番後ろで平伏していた。護衛の兵卒を除けば現在この場にいる誰よりも、王石の身分は低いのだった。

  各軍から上将数名、校尉十名程度が兵卒を率い、護衛に当たっている。御前試合中は各軍の副官が軍を預かるため、本来であれば王石は御前試合など気にもせず、日々の仕事をしているはずだった。

  儀式は辟易するほど延々と続いた。


  一軍上将の一人が大声で選手の名前を読み上げるのを聞き、王石は将軍・仙孝(せんこう)の前に進み出で、跪いた。

「皆の者。健闘を祈る。」

 仙孝の言葉はそれだけだった。

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