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【日記】2025/07/05(土) 散文:粒子状大気汚染。大嫌いな煙草をあえて掘り下げつつ、海洋ゴミ、マイクロカプセル、mRNA、日本と諸外国の正義の違い、そして選挙──。(約5820字)

 

 

 ご覧いただきありがとうございます。私はオトオリと申します。

 私はあらゆる方面に知識のない無学者ゆえいろいろと調べながら小説・散文・日記などを執筆している一筆者です。

 以上の定型文は再見の方は読み飛ばして問題ございません。


 

 ※作品の文体とは一部異なります。

 ※文字数を省くため大部分は丁寧語省略でお贈りします。

 〖〗内は主に検索ワードとして使えます。

 

 

 【目次】

 ❶まず

 ❷本題

 ❸私見

 ❹最後に

 

 

 

 ──まず──


 『X』に上がっていた「アメリカ国立衛生研究所の公式アカウント『NIH』」のポストにリンクがあった2025/07/02(水)の記事〖NIH study links particulate air pollution to increased mutations in lung cancers among nonsmokers〗を読んだ。

 ↪︎機械翻訳〔NIHの研究は、粒子状大気汚染と非喫煙者の肺がんの突然変異の増加を結びつけている〕

 

 機械翻訳を頼っていることからお察しであるが私は外国語が一切できない。翻訳文が誤っていた場合、誤解が生まれている可能性があるのでその前提で以下をご覧いただきたい。

 記事の内容を要約すると、「煙草(タバコ)が出す副流煙よりも粒子状大気汚染のほうが癌発症リスクが高いと示す研究結果が出ました』と、いうもの。機械翻訳でも粗方内容が解ると思うのでそちらはそちらで読んでいただくとして、私の日記では視点を別のところへ持ってゆく。

 

 

 

 ──本題──

 

 そもそも〖粒子状大気汚染〗とは何かといえば、浮遊する粒子状物質による大気汚染のこと。工場や自動車の排ガス、飛散した土壌、野焼き、より身近なところだと家庭の調理、ストーブなどもその原因となる。自然発生とともに、移動・産業・食事などさまざまな人的活動を通して発生しているものといえば間違いではないだろう。

 地震・火山大国である日本では、自然発生のものも相当に多そうだが、中でもその昔から身近で注意されたのが火山灰。これを顕微鏡で観てみると細かな鉱物やガラス状になっており、目や肌、肺にダメージを与えることが広く知られている。

 粒子状大気汚染に話を戻そう。

 粒子状大気汚染には、昨今問題となっているPM2.5(2.5μm(マイクロメートル)以下の粒子の総称)も含まれている。その一部には火山灰も含まれるが、多くは排ガスなど自然発生より人的活動の中で生まれるものといえる。

 ↪︎〖岐阜市:微小粒子状物質(PM2.5)とは〗(最終更新2022/01/14)

 上掲ホームページでは

「髪の毛>花粉>紙>PM2.5」

 のように画像つきで説明されているのでPM2.5がどのくらい小さいかが一目で判る。(なお、岐阜県出身ゆえ贔屓で紹介したのではない。検索ヒットはたまたまである)

 なお、PM2.5の増加は〖黄砂〗の影響もあるという。中国がわざわざ重機を使って砂漠の砂を巻き上げて偏西風に乗せることで日本へ送り込んでいる、と、いう説が唱えられるほど、日本は隣国との関係が不安視されている。また同時に黄砂が身近な問題となっているということである。と、いうのも、PM2.5は中国の活動(工場・自動車などの排ガス)の化学物質を付着させてやってくるためである。車や家の窓ガラスが汚れるのは勿論、遠くの風景が霞む、などもこれの影響の場合があることも周知の事実である。

 ちなみに、発癌性が指摘されてきた「副流煙」が比較対象とされていることから粒子状大気汚染に比べれば『「喫煙」は大丈夫』などと考えてはならない。なぜならそもそも副流煙には十二分に危険な発癌性が報告されている。

 ↪︎全国健康保険協会:秋田支部〖ご存じですか?たばこの煙は周囲の人の健康にも害を及ぼします〗(2024/09/02)

 上掲記事によると、非喫煙者の妻を「1」としたとき、「喫煙者の妻は1.5〜1.9倍『肺癌死亡率』」が上がる。発症率ではなく死亡率である。統計例が「妻」となっているが、これが「子」である場合も、「友人」である場合も勿論あり得る。人命であるから、この数字の重みは尋常ではない……。そして、喫煙もPM2.5の産出原因の一つであるから、非喫煙者は身近な人間にわざわざ有害物質(一酸化炭素・ニコチン・タール・アンモニアなど)を撒き散らされていることになる。叱るに叱れない相手の場合、健康被害のリスクを高めてしまう──。

 

 

 【タバコの煙の有害物質:主なリスク(備考)】

 

 タバコの煙――4000種以上の有害物質。下掲の物質の総称といえる。

 

 タール――肺を黒化、肺胞を破壊し呼吸器機能低下。肺癌+別の癌、心筋梗塞のリスク。(ヤニやタバコ臭の正体。歯・食道・肺などにへばりついて溜まる。60種以上の発癌性物質が含まれ、血中に入り、各臓器へ流入する。部屋の壁を汚す)

 

 アンモニア――呼吸器系(咳、息切れ、胸痛、呼吸困難、喉の痛み、灼熱感、鼻炎。肺水腫、痰。気管支炎、喘息)、皮膚(発赤(はっせき)、熱傷、痛み、水疱)、眼(発赤、痛み、熱傷)、(高濃度曝露で意識障害、昏倒、死亡の危険性。タバコではないが、液体のこれは凍傷を負う。なお、腐敗した有機物、人間・動物の排泄物に含まれる物質でもある)


 一酸化炭素――血中で酸素運搬を担うヘモグロビンに結びつく力が酸素の約200倍で、酸欠を引き起こす = 一酸化炭素中毒。赤血球増加→動脈硬化→腎不全・狭心症・心筋梗塞・脳出血・脳梗塞など、また脚壊死(えし)で歩行困難。


 ニコチン――血管収縮作用により高血圧を助長。分解・代謝で発癌性物質のニトロソアミン類になる。(()()()()物質。nAChR(ニコチン性アセチルコリン受容体)に結合し、報酬系神経回路を刺激する依存性物質。タバコの葉に含まれており、子が食すと中毒死の危険性がある)

 

 タバコだけでもかなりの毒だ……。

 

 そろそろタバコから離れよう。

 ここまでに触れたように粒子状大気汚染は間違いなく身近にあり、やはり肺癌リスクがある。

 〖IQAir〗によると2024年の大気汚染度ランキングは、1位チャド、2位バングラデシュ、3位パキスタン、4位コンゴ、5位インド……などとなっている。冒頭で触れたNIHの研究結果から考えると、近隣国も含めて環境良化しないと当該国の国民の特に肺癌発症率が上がってしまうということになる。ちなみに、大気汚染の値は日本は108位、隣国:中国21位、韓国55位となっている。ほかはアメリカ116位、ロシア99位、イギリス113位……など。

 同『IQAir』でリアルタイムの情報を確認すると、日本国内もトップクラスで大気汚染が観測されている。場所は、京都府京都市(7位)、大阪市(14位)、神戸市(16位)。大阪市と神戸市のあいだ(15位)に「中国・北京」が入っており、値は〔敏感な人の健康に有害(京都市)〕〜〔普通(神戸市、北京、神戸市)〕となっている。〔普通〕の値でも有害に程近いため「日本なら大丈夫」と油断しているといつの間にか……と、いうリスクもあり得るか。『PM2.5を防げるマスク』などが場所によっては必要かも知れない。

 粒子状大気汚染の健康への影響はじつは【タバコの煙の有害物質】で挙げたものに似ていて、呼吸器系・循環器系・アレルギ疾患、発癌などなどである。いずれも長引くと生活に支障があるものなので用心に越したことはなさそうだ。

 症状は肌、肺、血管、そして各臓器に微粒子が到達することが原因である。シャットアウトするのが一番だが、いつも長袖・長ズボン・目出し帽にゴーグルを着用するというのは現実離れしている。ので、せめて体内に入れないようにする。

 

 

 【有害物質防止・抑制対策6つ】


 対策①――個人:高性能マスクを装着(主に呼吸器系からの侵入を防ぐ)

 対策②――個人:うがい・手洗いをする(呼吸器系と経皮・手指からの侵入を防ぐ)

 対策③――家:換気をする(室内の汚染物質を排出する)

 対策④――家:空気清浄機を使う(夏場や冬場、閉めきった環境で。フィルタ掃除・交換を定期的に)

 対策⑤――外部:電力やストーブなどの使用を控える(燃料から排出されるPM2.5を抑制)

 対策⑥――外部:移動手段のアナログ化・集団化(徒歩や自転車、もしくは公共交通機関に変更し排ガス量を減らす)

 

 以上は簡易検索の結果を自分の文章で纏めたものだが、もう一つ、日常的にできる対策がある。

 対策⑦――個人+外部:柔軟剤をやめる(最小で数μmというマイクロカプセル=PM2.5の排出を抑える)

 これは昨今問題になっているマイクロプラスチック(直径5mm以下)排出問題ともリンクしている──。

 【参考2件】

 ↪︎〖2022年 早稲田大学創造理工学部・研究科 大気中マイクロプラスチックの実態を明らかにする 世界最先端の研究に挑む〗

 ↪︎〖公益社団法人 日本薬学会 薬学用語解説/マイクロカプセル〗(作成日: 2023年07月22日 更新日: 2024年03月01日)

 

 生活環境によってはどうしてもできないことがあるが、できることからして、「自分だけよければ」という考えから脱却してゆきたいものである。それが回り回って自分の暮らす環境も良化することに繫がる。

 

 

 

 ──私見──

 

 さて──、本当は『本題』で書き収めようと思ったのだが、難しくなった。

 と、いうのも、私は感覚で書いてゆくタイプなので、思い立ったら書かずにはいられない。

 何に関してスイッチが押されたかといえば、2点ある。まず、上掲の早稲田の記事の一部にその昔にテレビで見かけた人物(名を忘れていて検索できなかった)の活動があり、「もしや」と、思って検索を掛けたらまさしくその人物だったので、少し紹介したい。それから、『マイクロカプセル』の項目から目に留まった『マイクロスフェア』について。

 

 まずは、記憶力の悪い私が数少なく憶えていた人物の一人、ボイヤン・スラット氏(Boyan Slat)について。彼を最初に観たのはテレビ番組で、下掲の記事を読む限り18歳の頃の映像だろう。当時から優れた知性を発揮し、既にプロジェクト:オーシャン・クリーンアップ(The Ocean Cleanup)の骨子ができていたと記憶している。海洋プラスチックごみを回収するアイデアを生み出し、現在も活動する発明家が同氏である。

 ↪︎greenz:あいだみきこ氏〖誰の手にも、社会を変えるインパクトがある。時間やお金よりも貴重な「やりたい」気持ちに向き合って、海洋ゴミ問題に18歳で着手したボイヤン・スラットの生き方〗(2024/01/31)

 振り返ってみてもやはりすごいひとだ。必要な対処策を広範かつ持続可能にした発想は類を見ないものだろう。

 

 次に、マイクロスフェア──。

 ↪︎↪︎〖公益社団法人 日本薬学会 薬学用語解説/マイクロスフェア〗(作成日:2023年07月22日 更新日:2024年03月01日)

 薬学用語ということもあり聞き慣れない言葉だ。内容を読んでみると確立された技術のようである。コロナウイルスに対しても、これを使った抗ウイルス効果を狙うことができたのではないか……。異様な速さで治験されたmRNAワクチン。異様な接種促進運動が行われて、今では国ぐるみで薬害を認めることに腰が重すぎる日本。一部議員はワクチン反対派から推奨派に寝返るような事態も起きており、苦しむ国民の心を踏み躙るような裏切りに思えてならない。

既存の技術や対策のほうが、当時の混乱も、現在のような混乱も、少しは抑えられたのではないか(?)と、思わざるを得ない。

 ↪︎参考〖Tech Manage ウイルス感染防御用 口腔ゲル化剤/マウスピース〗(2023/10/31 13:03)

 

 コロナワクチン(mRNAワクチン)の薬害については以下を紹介する。

 ↪︎CBCニュース〖「評価不能 γ ワクチンの影」 下半身不随に記憶障害 息子を失った父親… “ワクチン被害”は薬害か 足掛け4年の取材 「ファクト」と「医学」で問題に迫る〗

 動画を観て、私は怒りと悲しみが零れた。皆さんはどのように感ずるだろう──。

 

 

 

 ──最後に──


 「反ワク批判」=「ワクチン接種反対派・拒否派を批判」するひとがまだまだいるようで、悲しくなる。

 「反ワクチン(ワクチン接種反対・接種拒否)」の立場を取っても国ぐるみ・組織ぐるみで叩かれるだけなので利益などない。私のような小市民はともかく、各メディアで取り上げられて表舞台に出ている方方は多数の非難を浴びて、病むほどつらいはずである。小市民の私でさえ「ワクチン反対」と発言することそのものを恐く感ずる。それでも、その立場で主張するのには相応の理由・窮状があることをどうか理解してほしい。

 分断は国民の力を削ぎ落とす。国民の争いを煽る者、あるいは、国民同士で争うように仕向ける者こそ、忌むべきものであるということを、頭の片隅でいいので置いてほしい。

 

 日本の正義は古来から心や精神を重んずるものである。対して諸外国は力を正義としてきた。これを武田邦彦氏は神話に擬えて説いている。

 ↪︎X⁑不動心氏のポスト〖武田先生…御尤もですわ〗(2025/07/03 17:54)

 

 日本人が守るべきは心や精神の美しさであり、それらで感ずることのできる景観や文化、そして何千年も繫いできたひとびとの繫がりと存在そのもの。

 一時凌ぎの暴力や暴言では分断を生むばかりだ。ワクチンに関しては製薬会社の利権があるので、そちら側については明確に悪だと断言してもいいが、国民一人一人に寄り添うなら「接種拒否・肯定、どちらも間違いではない」と私は考えている。重篤な副反応が出たひとと出なかったひと、どちらもいて、どちらにも科学的根拠とともに相応の心の拠り所がある。科学的根拠以前に、心の拠り所を奪うような「事実確認ファクトチェック」や「コミュニティノート」がXで散見されて、毎日のように胸が痛む。どちらのひとにも寄り添える日本であってほしく、この国で暮らす日本人は「力の正義」に溺れないと信じたいのである。

 

 参院選が始まっている。

 さまざまな考察・推測・憶測、事実と虚偽が交錯しているように思う。「誰に投票しても地獄……」と、いう選挙区もあるとの情報を耳にするが、白紙投票や投票放棄では重税国家から脱却できないことだけは確かである。

 

 

 最後までご覧いただきありがとうございます。

 明るく元気な日本を求めて投票に向かいましょう。

 皆さんの愉しい毎日と幸せを祈っています。

 

 

 

──2025/07/05 00:01〜11:31執筆

  2025/07/05掲載──

 

 

 

──────────

──当頁書き収め──

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