『妄想「冥姫の断凍」』更新記録⑧ 七章掲載。
※作品の文体とは一部異なります。
本作はかれこれ一〇年以上前に書き上げた作品のリメイクであり、私オトオリとしてはネット上で小説を書き始める前、紙に書いていた頃を思い出す作品です。だからということでもなくマイナス・ネガティブの雰囲気を最小限にしたやや特殊な位置にある作品でもございます。
心も体も擦り切れそうな日日を送っている方が多いであろうタイミングで本作において一二を争うダークな雰囲気の「七章」を掲載する運びとなり心苦しいのですが、物語を書き上げる覚悟を決めている筆者としては流れを無闇に変えるつもりがございません。リメイク前に比べるとオブラートに包めたほうで、原作を書き上げた頃の私が異常なほどに病んでいたことを振り返っております。
少し話が変わりますが、私は主に日本語と造語を用いて執筆しております。本作に限らず、造語は主に、小説を書き始めた子時代に「こんな意味があったらいいな」と隠語的に用いていたものもあって個人的には思い出深いものです。実際に存在する外来語──意味を把握すると検索できる言葉──を加えたのが本作の主なリメイクポイントの一つであり、それを用いるのは子時代の私にはない感性でした。
造語を創り出す感性を失わないよう、新たな言葉を学びながら、執筆活動を続けて参りますことをここに書き添えます。
──2021/04/20執筆
2021/05/01掲載──
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──当頁書き収め──
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