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『妄想「冥姫の断凍」』更新記録⑥ 五章掲載。

 

※作品の文体とは一部異なります。


 ここのところ漢字の古い形や構成要素を調べるのが趣味になっているオトオリと申します。義務教育から脱線した人間の一人として一分野に精通する人に憧れる部分があります。自分にはそういった優れた部分が何一つないことに愕然としつつ日日苦悶して生きておりますが息をすることも許されないように感じていた昔を思えば今日日を悦びたく存じます。

 糸を張りつめたような世界を生きていても、だらだら緩みきった世界で生きていても、自分以外に二人目の人間がいなければあらゆるやり取りが成り立たず、少なくとも都市部での生活は成り立ちません。倫理的問題を無視しない限り人間は一人では人間を生み出し得ませんし、二人以上がいなければ関係が生まれず世界を構築できません。そこで、ほかの人に生かされていると考えるのか自分以外の人を生かすことができていると考えるのか生かし合っていると考えるのかそれとも全く関係ないと考えるのか、考え方はそれぞれでしょう。

 脈絡がないようですが、主人公の内面と世界観にフォーカスして働く悦びを描く「五章」を掲載致しました。漫才成分は抑えめですがひとときの愉しみになれば幸いです。

──2021∥03/19執筆

  2021∥03/21掲載──


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──当頁書き収め──

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