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必要な情報の整理と発想の転換
「そもそも、何を表現していけば良いんだ?」
「手触り、柔らかさ、暖かさでござるよ。」
「重さも必要でござる。」
「それだけの要素を考えなきゃいけないのか。」
あまり簡単に思えない内容に、改めて嘆息する。
「ちょっと待ってくれでござるよ。重さは余計でござるよ。」
どうやらガリ眼鏡は貧乳派らしい。
「大きな双子山の登頂にはロマンがあるでござる。やはり、男に生まれたからにはロマンを追い求めなければならないでござる。」
「ロマンも良いでござるよ。ただ、時代は希少価値に移ってるでござるよ。いつまでもロマンなんて言ってないで、現実を見るといいでござるよ」
「なにおう!……でござる。」
「受けて立つでござるよ!」
「おっぱいに貴賎なし。また不毛な争いをやってるよ……」
ガリ眼鏡は貧乳派。デブは巨乳派(登山家)。モブはどちらでも(雑食)らしい。
ガリ眼鏡とデブの間に生まれた溝はる深い。
そして整理されていない情報。
三人の明日はどっちだ!