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最終話 貴方と二人で
妖魔王を倒した後も、妖魔は出続けています。人間がいる限り、妖魔はいなくならない。そして妖魔王は復活する。
それでも私達は、妖魔を倒します。
それが退魔師としての、役目ですから。
地味だった私が島塚君と出会って変わった日常。そんな日常にも慣れ、島塚君とパートナーとしてだけじゃなく、一緒にいたいと思えるようになりました。
「美琴……」
それを島塚君に伝えると、ギュッと抱き締められます。心臓がドキドキしておさまりません。
「美琴……好きだ」
「……私も、です」
きっとずっとずっと前から、島塚君の事を好きになっていたのでしょう。
島塚君の顔が近づいて来てーー、唇が、触れそうに。
『……いちゃついてるとこ悪いんじゃがのう』
「ま、又三郎さん!?」
「…………ちっ、またかよ…………」
『妖魔が現れた。仕事じゃお前達』
「は、はい!行きましょう島塚君!」
「ああ」
これからも、一生。
貴方の傍に、いさせて下さい。
終




