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兄と妹の夏季課題  作者: 凛々
1/1

初夏

兄妹の特別な夏がまた始まる。

7月の始め、 今年の夏は記録的な猛暑になるとテレビが騒いでる。家にいて、クーラーをつけていても少し暑いぐらいだ。壊れてるんじゃないかと思いつつ、さっきコンビニで買ってきたアイスを食べようとしていた。


「これ、とけてるじゃん」


「文句を言うな文句を外は暑いんだからしょうがないだろ」


「とけてるアイスなんて美味しくないもん」


「食べれば一緒です。これでも暑い中とけないようにと走って買ってきたんだぜ。茜がアイスが食べたいからお兄ちゃん買ってきてなんて言うから、買ってきてやったのに」



わがままな妹の頼み事を聞いて損をしたと思いながらも口の中に広がる冷たい氷菓は妹への不満も忘れさせてくれるようだった。


「お兄ちゃん」


茜は文句を言いながらもアイスを食べ終え、満足な表情を浮かべていた。


「今度はなんだよ、もうコンビニには行かないぞ」


いつも妹•茜にパシられている兄•(しょう)は茜を睨みつけるように言った。


「違うよ!そんな事じゃなくて」


茜は下を向き思い詰めた表情を浮かべている。茜がこうゆう顔をする時は大抵、わがままを言う時か悩みがある時だ。俺をパシらせたい訳じゃないなら、、、。


「どうした、悩み事でもあるのか?」


茜は思い詰めた表情のまま口を開いた。


「お兄ちゃんはお母さんから聞いてる?私たち、この夏休みをおばあちゃんの田舎で過ごさないといけないこと」


あまりの事に理解に時間がかかり、口があいたのは、茜が喋り終えてから数秒の事だった。


「いやいやいや、嘘だろ? おいおい変な冗談はやめてくれよ」


そう笑いながら言い、茜をみると茜は笑っていなかった。


「まじかよ!」


あまりの事に大声を出し、一気に脱力してソファーに深く座り込んだ。


「お兄ちゃんやっぱり聞いてなかったんだ」


「あぁ、知らなかったよ。なんで母さん俺にはまだ黙ってたんだよ」


そんな大事な事を兄には言わず妹に伝える母親の考えが理解出来なかった。


「あらかじめ、お兄ちゃんに言うと絶対に嫌やがって行かないと思ったんじゃない?」


その通りだった。あらかじめ言われていたら絶対に行かなかっただろう。母親の考えがにたった今理解できた瞬間だった。


「でもなんで、ばあちゃんのとこに行かなきゃならないんだよ。なんかあんのか?」


「お母さんとお父さんが夏休み中は海外へ仕事の関係で長期滞在するらしいの。だから、その間は、おばあちゃんの所へ行ってなさいだって」


いつも忙しそうにしている両親の顔が思い浮かぶ。確かに最近は家にも帰ってきていない。なんの仕事してるんだか詳しくは分からないけど大変なんだなと思いため息を吐き言った。


「仕事の関係なら仕方ないのかな、夏休み中って言ってもいつからなんだ?おばあちゃんのとこに行くのは?」


荷物の準備が大変だろうなと俺は明日に衣類を準備して明後日には行けるようにと計画を立てようと考えていたがそうとはいかなかった。


「明日からなの」


おい、母さん。そんなに俺を行かせたかったのかい。

翔は明日には出発しなければならないという

のを今日初めて聞かされ、あらかじめ準備をしていた妹とは違い、大急ぎで準備を整え妹が寝静まった頃に布団に入るのだった。

夜でも暑いんだなともうすぐ23時をさす時計をみながら思い、


「今年の夏はほんと猛暑だな」


そう呟き、眠りにつくのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あつい、、」

暑さで目が覚めた茜は、カーテンの隙間からさす太陽の光がとても暖かくとても眩しいのをあくびをしながら感じていた。茜は目をこすりながら時計を確認した。まだ、7時を少し過ぎた頃なのに、こんなにも日差しが暖かいのかと思いながらも


「お兄ちゃんを起こさなきゃ」


そう呟き兄の部屋に向かった。


部屋の前には〔入る前にはノック!〕という貼り紙が貼られている。あんたは女子高生かと茜は思いつつ、ノックをして兄に呼びかける


「お兄ちゃん、はいるよー」


ドアを開けると机に座っている兄の姿があった。


「お兄ちゃん、起きてるんだ。珍しいねーお兄ちゃんが自分で起きるなんか」


眠たそうな兄•翔が口をひらく


「おはよ、なんか緊張しちゃってあまり眠れなかったぜ」


翔は目をこすりながらあくびをしている。


「お兄ちゃん、遠足じゃないんだから」


茜はやれやれと翔に顔を洗うように指示したあとリビングに向かい、カーテンを開けた。

暖かい日差しが身体いっぱいに広がってくる。空は吸い込まれそうな青。


「向こうも暑いんだろうな」


茜は今日から始まる 田舎の生活に不安と楽しみを混ぜ合わせていた。


「茜、次顔洗ってこいよー」


目がちゃんと覚めたのか翔が可愛らしいウサギがプリントされているハンドタオルを首にかけてリビング入ってきた。

茜はそのハンドタオルが目に入るなり口を開いた


「お兄ちゃん、それ私のハンドタオルだからね?何回言ったらわかるの?」


毎回の事に茜は呆れたように言った。


「ごめんごめん、使うか?」


翔は首にかけていたハンドタオルを取り茜に差し出した。


「使うか!」


茜は即答で答え、翔の横をすり抜けて行った。

翔は頭にはてなマークを浮かべて、まぁいっかと言い荷物の確認をするため部屋に向かった。


「ほんと、お兄ちゃんは無神経なんだから」


茜はクマがプリントされている可愛らしいハンドタオルで顔を拭きながら言い、昔なら兄が使った後のタオルでもなんの抵抗もなく使っていた頃を思い出していた。今では中学2年生にもなって兄の使った後のタオルを使うなんて考えられない。それに、そうゆう年頃のなのだ。


「はぁ、準備しないとね」


目が覚めた茜は 夕方には向こう着いている事を考え、出発する準備にとりかかるのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やっぱりここは落ち着くよな」


吸い込まれそうだった空の色から、落ち着くようなオレンジ色の空に変わっていた。

バス、電車、バスと乗り継ぎやっと目的地に着いたのだ。


「さぁ、お兄ちゃん もうすぐで、おばあちゃんの家につくよ。頑張ってあるこ」


そうゆって茜はまた歩き出す。


「茜、だいじょぶか?疲れてるだろ、休憩しなくて大丈夫か?」


先を歩く茜の背中姿は少し疲れているように見えた。


「大丈夫だよ。それよりお兄ちゃん、ずっと昔におばあちゃんの家に行った事覚えてる?」


茜は笑顔を翔にみせ、歩くペースを一定に保ちながら翔に問いかけた。


「それならいいけどさ。そりゃ覚えてるさ、あんな体験したのに忘れるわけないだろ」


翔は心配そうな顔をみせ、茜と同じペースになるように駆け寄った。


「3年前だよね?お兄ちゃんが中2で私が小5の頃だもんね。やっぱお兄ちゃんも覚えていたんだね。もしかして、おばあちゃんの所に行きなくないのはそれが原因?」


「まぁ、それも原因の一つだよ。でも、今考えたら、俺らの勘違いだったのかもな」


「それもそうだったのかな~ あんな事ふつう考えられないもんね」


思い出したくない過去を翔と茜は、自分たちの勘違いだと無理やり思うようにした。


「でも、あの子勘違いにしては可愛かったよな」


記憶の隅にしまっておいた例の彼女の姿が目的地に近づく度、鮮明に思い出してくる。


「確か、お兄ちゃんと同い年ぐらいだったか。お兄ちゃんったらあの人の事いらやしい目でみてたよね」


茜は軽蔑するような目つきで翔を睨みつけた。


「みてねーよ!ちょ、あれだあれ、俺の周りにはあんな可愛い子がいなかったから、つい下心が、、」


翔は誤解を解こうと自分をフォローしたが

全くもってフォロー出来ていない。


「みてんじゃん!私という大人しくて、純白で可愛い妹がいるっていうのに」


茜がドヤ顔で翔に向かって言ったが


「茜、もうそろそろでおばあちゃんの家だ。先を急ごうぜ」


翔は歩くペースをあげた。ガン無視だ。


「無視かよ!」


茜はペースをあげる翔に追いつくようにペースを上げ、翔に蹴りを一発いれて目的地を目指した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


オレンジ色の空がだんだんと濃く暗くなっていき、薄い星が見え出した頃ようやく目的地に到着した。


「やっぱ立派な家だな、、」


翔は目を丸くし、テレビで見るような和風豪邸の家をおもいだしていた。


「なんか緊張してきたぞ」


翔は立派な家を前にこの門構えをくぐるのにすこし、抵抗があった。


「なに、言ってんのよ。早く行くよ」


茜は落ち着いた様子で門構えをくぐって行ったのだ。それにつられて翔は一礼してから門構えをくぐり茜を後をついていった。

立派な玄関をあけ、茜を大きな声で呼びかけていた。


「おばあちゃーん! 茜と翔お兄ちゃんだけど着いたよー!」


すると、廊下の奥から背中が曲がっているおばあちゃんがゆっくりとこっちに歩いてきている。


「軽いホラーだな」


翔がそう呟いた。


「いらっしゃいな~ はるばる来てくれてありがとうね~」


笑顔が可愛い、軽くホラーなおばあちゃんは

成長した孫の姿をみて嬉しそうだった。


「あ、あの 迷惑かけるとおもうけど、しばらくよ、よろしくお願いします!」


翔は緊張したように挨拶をした。


「そんなかしこまってどうしたんだい?久々にあったからおばあちゃんの事覚えてないかい?」


軽くホラーなおばあちゃんは翔をみて微笑んだ。


「違うの、おばあちゃん。お兄ちゃん緊張してるんだよ」


茜がそう言うと、おばあちゃんはそうかいそかいと頷き、疲れてるだろ?部屋に荷物を置いて来なさいと茜と翔を温かく迎え入れた。

おばあちゃんに案内され、広い豪邸を三人の足音が廊下に響く。


「ここの二つの部屋を使っておくれ。疲れたろうから、荷物を置いたらゆっくりとしときなさいな。おばあちゃんは今からお隣の家に用事があるからちょっと出てくるよ」


そういい、二人に部屋を案内した軽くホラーなおばあちゃんは、足音をたて戻っていった。


「んじゃ、茜。おれはこっちの部屋を使うからな、俺は少し疲れたから寝るよ。夕飯の頃には起こしに来てくれよ」


はいはいと茜は返事をし、部屋に入っていく翔を見て、自分も部屋に入ろうとドアノブに手をかけたその時、隣のドアがあき、翔が出てきた。


「どうしたの、お兄ちゃん?トイレ?トイレならこの廊下を、、」


「ち、違う」


翔は茜が喋っているのを遮るように言った。


「なら、どうしたのよ?」


「俺の部屋で知らない女の人がベットで寝てる、、」


翔は驚きを隠せないまま呟いた。


「はい?嘘でしょ?」


茜は半信半疑で翔の部屋をあけ中に入った。

そこには殺風景な部屋で、片隅に置いてあるシングルベットにとても綺麗な女の人が気持ち良さそうに寝ている姿があった。茜は、後ずさりで部屋を出た。


「な?寝てただろ?」


翔が再確認するように茜に問いかける。


「うん、寝てた、、。誰?」


茜は今だ信じられず、翔に聞く。当然、翔からは俺も分からねーよ。と返事が帰ってくる。


「親戚の人なのかな、、?」


茜はそう呟き、親戚にあんなに綺麗な人がいたかなと記憶を辿っていた。しかし、そんな人はいないはずだ。親戚といっても、とうに成人して、社会人として働いてる人や、まだ

ランドセルをかるったことのない子供たち、お兄ちゃんと同い年のような人はいないからだ。


「どうしよう、、」


翔が困った表情で茜にすがりつく。

とりあえず起こすのは可哀想だから、茜の部屋で二人休憩することにした。


「ねぇ、お兄ちゃん」


茜が沈黙を破る。


「あの人 なんかみたことあるの、親戚とかじゃないと思うけど、会ったことがあるような」


「茜も、そう思うか、、。実は俺もみたことあるなっておもってたんだよ」


「お兄ちゃんも??」


兄妹揃って会ったことあるような人なんてこんな田舎にいただろうか。それが昔の記憶なら、、


「まぁとにかく、おばあちゃんが帰ってきたら聞いてみようよ」


「そうだな、おばあちゃんなら何か知ってるだろうしな。しかし、綺麗な人だったな~」


翔はさっきの事を思い出し、表情が緩んでいた。


「どうせ、お兄ちゃん、いやらしい目でみてたんでしょ?」


「別にみてねーよ!俺の周りにあんな綺麗な人がいなかったからつい、下心が、、」


「みてんじゃん!」


さっきもこのような会話をしていたようなと思う茜はいつの間にか眠りについていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


帰ってきたおばあちゃんに夕飯の準備が出来たと兄妹揃って起こされ、三人で美味しそうな料理が並んでいるテーブルを囲っていた。


「いや~兄妹仲がいいんだね。一緒の部屋で疲れきって寝てるんだから」


そういい、おばあちゃんが里芋の甘煮をつまむ。


「それには訳があるんだよ」


そう言った、翔は里芋の甘煮をつまみ、これ美味しいぞと茜に勧めて、話を続けた。


「俺の部屋に知らない女の人が寝ていたんだよ。知らない人だし、気持ち良さそうに寝ていて起こすのは可哀想だから、仕方なく茜の部屋居たんだ」


「そうだよ~おばあちゃん」


茜は里芋の甘煮を食べて、おばあちゃんこれ美味しいねと言うと話を続けた。


「あの、女の人は誰なの?」


聞いた問いかけに思いのよらない答えが帰ってきた。今日、この家にいるのは私たち3人だけだよ?とハッキリ言ったのだ。翔と茜は背筋が凍るような衝撃を受けた。翔は口へ運ぼうとしていた唐揚げを落とし、震えながら聞いた。


「おばあちゃん、嘘だろ?」


「嘘なんかつかないよ」


確かにおばあちゃんが嘘をつく理由が見つからない。続けておばあちゃんが言った。


「死んだ、おじいさんが遊びにきたのかもしれないね」


おばあちゃんは笑いながら、おじいさんの遺影を眺めた。


「お兄ちゃん、、」


「茜、、」


二人は引きつった顔を見合わせていた。食欲がなくなった、二人は食事を済ませ縁側で話していた。この縁側からみえる広い庭に鯉が泳いでいる池。よく、この広さの手入れをおばあちゃん一人でしてると考えるとすごいと思うしかない。


「茜、俺の部屋をみてきてくれよ」


翔は遠くを見つめながら言った。


「なんで、私なの!嫌だよ、怖いもん!」


茜は即答で答え続けた。


「お兄ちゃんの部屋だし、お兄ちゃんがみてきてよ!」


「嫌だよ、怖いじゃん」


相変わらず、遠くを見つめている翔。

頼りねぇーと茜は思いつつ、なら一緒に見に行こうよ提案した。一緒なら行くといった翔は茜の後ろにつき、さぁ行こうぜとカッコをつけている。ほんと頼りねぇーと茜は思い、しぶしぶと先頭で問題の部屋を目指した。


「着いたよ、お兄ちゃんの部屋」


「そうだな」


「そうだな。じゃないよ!開けて入ってよ!」


「えぇ、俺が、、?」


うんと、うなづくいた茜に翔は嫌そうにドアノブに手をかける。


「んじゃ、いくぞ?」


「頑張って!!」


うりゃー!などと訳の分からない大声を出し部屋に入った翔はベッドを確認して、絶望的な顔をしていた。


「お兄ちゃんどうしたの!?」


続けて部屋に入ってきた茜はベッドを確認すると、絶望的な顔をした。兄妹似たような絶望的な顔をしている。


「いないじゃんか、、」


翔が口をひらく、続けて茜が


「うん、いない、、」


翔と茜はその場で座り込んだ。この、絶望的な状況で力が抜けたのだ。


「俺らにしか見えていなかったのか、、?」


「そうなのかな、、」


翔は3年前の事を思い出した。3年前にも 翔と茜にしか見えていなかった女の子がいたのだ。その女の子と三人で楽しく遊んだ思い出、いろんな所を探検し、いろんな事をし、

三人で遊んでいた時は時間もすぐに過ぎていた。夏休みも終わりに近づき、帰らないといけない日、その女の子はさよならを言いには来てくれなかった。帰ってからおばあちゃんに電話で聞いてみた所、そんな女の子は知らないと言われ、死んだおじいさんが遊びに来てたんじゃないの?と笑われた。


「結衣か、、?」


翔はあの頃のようにその子の名前を呼んだ。


「お兄ちゃん!」


茜の怒鳴るような声で翔はハッと我に返った。


「そう、か、そうだったなごめん。あれは俺らの勘違いだったんだよな」


「そうだよ、存在しない女の子となんて遊べないよ。それに、そうだとしても結衣姉ちゃんは中2だったじゃん。あの女の人はお兄ちゃんと同い年ぐらいだったし」


そういった茜だったが、実は結衣姉ちゃんかもしれないと心の隅で思っていたのだ。


「もしかして、幽霊も成長するのか」


翔が考えるように言うと茜は


「そんなはずはないでしょ、死んでるんだから」


考えるのをやめさせるようにいった。


「それもそうだよな、死んでるんだしな。俺らやっぱり疲れていたんだな。はぁ、災難だな全く」


翔が疲れきった表情で続けた


「そうだ、茜 おばあちゃんがお風呂が沸いてるから入りなさいって言ってたぞ。お前、先に入ってこいよ」


疲れてるなら風呂に入り落ち着いて早く寝ようと考えた。


「そうだね、おばあちゃん家のお風呂は大きいからゆったり浸かれるしね。」


んじゃ、私が先にお風呂に入ってくるよ~と

茜は部屋を出で、お風呂へ向かった。

送り出した翔は殺風景な部屋に一人になった。はぁ、とため息を吐き、女の人が寝ていたベッドに倒れこんだ。布団が微かに暖かい。翔はそのまま目を閉じた。

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