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記憶  作者: 月読 龍
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夏のある日


海辺


漂う波


彼女は朝日に溶け込んでいた。


長い髪が緋茶色に映えて、ちょっとした時に髪の輝きが体を包み込む


その情景を眺めている二人。


「どっちだろうな?」


「俺と信じたい……」


言葉と言葉の空白が互いの気持ちを伝え合う。


「だが、一人しかいないのが自分たちの不幸だな……」


彼女を得るのは自分たちの他、誰も居ないと信じてる。


「居ないよりは幸せだ」


失いたくないのはどちらも同じ。


「知らない方が幸せだったかも……」


選ばせるのが酷に思えている。


「そんなはずはあり得ない……」


三人がそれぞれにつらい。


「なぜ……」


こちに出す事で互いの気持ちを確認しあう。


「俺達、一つで生まれたかったな」


心がきしみ、音をたてる。


「その分、二倍想う事ができる!」


強ければ強いほど脆くなる。


「だから……」


燃える思いに水打つ現実。


通り過ぎる時間がもどかしい……。

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