表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マッスル6max〜筋肉転生〜  作者: Reek
コルトのおしごと
18/21

タブとの出会い

コルトのそばでけむり草がもくもくと燃えている。


タブが置いていったものだ。


これを目印にロイシンが飛んできた。


「おい!コルト!しっかりしろ!!」


「ロイ様…良かった…」

下水入口に指を差した。

首の皮一枚で繋ぎ止めていた意識は、安心感の中に飲み込まれていき、気を失った。


けむり草。この雑な気遣いはタブだろう。


「タブなら…心配ないか。」


コルトを抱えながら、橋を渡ってアリサへ戻る。



ーー1年前ーー


行商の森にて。


「俺はやらないよ!!!」

イシンは吠える。


「ならいい、俺1人でやる。」

このヘタレ。と去り際に放ち、タブは千鳥足で歩き出す。

先ほど酒場であったオークのタブ。この世界でマッチョは珍しく、自然と惹かれあった。


「バカなこと言うなよタブ。七賢人のリポタン潰すって無理だろ…!相手はこの世界の実権、魔法大国カタボリック!そのトップクラスだぞ…!!」

そう、この森に今、魔法大国カタボリックの七賢者リポタンが来ている。

彼女は筋肉とトレーニングをひどく嫌っている。

「トレーニングは無能のためのお遊戯。」

「筋肉は能力を持たざる者の玩具。」

この文言は全て彼女、リポタンのものだ。


私も筋トレをバカにする人は嫌いだ。どんな努力でもバカにされていいものはない。しかし、タブはもっと違うらしい。

彼女リポタンに婚約者を殺された。


「クソォォォオ!!!!」

激昂している。

「クソ賢者め…何が代替魔法だ!!」

「潔く死にやがれ!!!」


あらかた、ここにいるリポタンは残像でしかなく本体は別にいるのだろう。

情報屋に踊らされてここまで来たタブは怒りが収まらない。


こちらを見てニヤけるタブ

「おい、イシン…戦争だ…魔法、潰すぞ…」


戦争?!いやいやいやまってくれ!!筋トレをバカにされるのは嫌だよ!でも大国を相手にすることじゃなくない?!その思いから出た言葉

「ムリッ!!」


それを無視してタブが続ける

「まずは国だ…正式に戦争するには国同士でやり合う必要がある…そうなればあのアホどもも出陣する他ない…」

「国、獲るぞ。」


行商テントの中でハイスピードに進む恐ろしい目論見。

「まずは城…そして軍と強者だ…仲間を見つけよう…」



ロイシン

「おおお!仲間!?タブ!僕たちの仲間になるのかい?!」

最悪のタイミングでロイシンが入ってきた。


イシンの断りはなす術なく、テントの中で消えていく。


タブはニヤける。

「そうだ、仲間になろうロイシン。」


ロイシン

「うわー!嬉しいな嬉しいな!!早速仲間探しに行こうよ!家に戻って準備しt…あ、でもいま俺たちの家、帰れないよね…軍に占拠されてるし…」


余計なこと言わないでくれロイシン!!


タブはニヤける

「おお、そうか。その軍は酷いなぁ。お前たちの愛する海上都市を台無しにしてるよなぁ。」


ロイシン

「だよなぁ。戻りたいなぁ。」


タブ

「俺らで力を合わせればよ。軍、追い出せるかもしれないぜ。」


「それしかないよね。」

ロイシンも待ってましたと顔がニヤける。


また巻き込まれた。イシンは眠りにつく。

お読みいただきありがとうございます!

もし良かったら低評価、批判どんなご評価でも評価いただけると励みになります!!


キャラ紹介、バトルシーン、日常パート。

みなさんどんなお話がお好みですか??!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ