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マッスル6max〜筋肉転生〜  作者: Reek
ここから本編〜海上都市アリサにて〜
13/21

海上都市アリサ、崩壊。

マッスル6MAX


そう、彼らはこの国を占拠しているブドウ軍を潰しに来た。


城門を、素手一本で殴り破った彼こそ1人目のマッスル。


彼の名はイソロ・イシン。

日本出身、平たい顔、だがマッチョ。


次いで入ってきた彼は、城の支柱を素手で割り取り、張り裂けんばかりに笑みを浮かべ、その支柱を振り回し、兵士をすり潰している。彼が2人目のマッスル。


彼の名はロイ・シン。

台湾出身、美形、だがマッチョ。


彼と同時に城へ入るや否や、2メートルは下らない割れた城壁の塊を両手に持ち、兵士に投げつけている彼が3人目のマッスル。


彼の名はタブ。

オーク村出身、非常、だがマッチョ。




彼ら3人が中央エントランスから左階段を昇る。


左に分かれる3人組。

そして右手にまた3人。





サングラスを黒光りさせ、大きなパイプを振り回しているこの男こそ、4人目のマッスル。


彼の名はジョン。

アメリカ出身、白髪ロン毛おじ、だがマッチョ。


何もしていないのではない。何もすることがないのだ。無駄な殺生を嫌い、後ろで腕を組むこの男こそ5人目のマッスル。


彼の名はS.T

南アフリカ出陣、心優しきスキンヘッド、だがマッチョ。


殺さない彼、そして殺す彼もいる。

縦横無尽に駆け巡り、鋭利に尖ったその爪は、鍛え上げられた腕筋の重みにより、さらに深くへと抉り込む。彼こそ6人目のマッスル。


彼の名はフェニル。

獣魔村出身、寡黙な戦闘狂、だがマッチョ。






彼らが通ってきた道は、数分の間にブドウ軍兵士の絨毯ができていた。

彼らは死んでいない、生かされている。




そして、王接間にて軍団長と謁見する。


タバコのようなものを捨てるジョン。


激昂する軍団長タイダ。


彼らに向けて放たれる矢や魔法は悲しくも、鋼鉄を凌駕する胸筋に弾かれるのだ。



なす術なしと見抜いた団長。





自陣にて、自刃す。


「不覚。このように強いもの達が国にいたとは。」






海上都市アリサは本日

彼ら、マッスル6MAXの手によって




再占拠された。

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[一言] マッチョᕙ( ˙-˙ )ᕗ
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