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詩集

恋を失った

作者: 愛松森

君は赤い糸を切った

私はそれを黙って見ていた

二人を繋いでいた赤い糸が 離れていく


小指と小指を繋いだ赤い糸

君はそれを断って どこかへ 行ってしまう

私は それを結び直そうとするが 

ほどけた糸は もとには戻らない


確かにあった赤い糸

でも 今はもうない

私たちは変わってしまった

もう 戻れないのかな


ほどけた赤い糸

風まかせに 力なく揺れている

私は 右手のその糸を見つめる

君は 左手の糸を見つめていますか


消え去ってしまった 赤い糸

いつの間にか 私の指からほどけて

遠く君のところまで 飛んでいく


赤い糸は君と私を繋ぐ柵

君はそれが分かっていたんだね

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