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頼れるのは己の肉体のみ

森までの道で30分も歩くのであればと

とりあえず原因になってる魔物について教えてもらうことにした


小動物曰く

基本的に魔物は魔素が一定の量が溜まると魔素が結合して発生するらしい

そんでもってこの魔素ってのはこの世界に魔法を組み込む為に作り出した仕組みの一つで

魔法を実現する為のエネルギーのようなものらしい


一応らしいという言葉が最後につくのは

そうゆう設計で作られたはずだけど中身は正直どうなってるかわからないからだと


「あれっ?だったらこの魔物が発生することに関しては特に問題ないのか?」


小動物はその言葉を聞くと首を振り


「魔物が発生するところまでは特に問題ないよ?

だけど発生速度が増えてるって書いてあったでしょ?

基本的には魔素は魔物を間引いたらその分減るからそんなすぐには増えないんだ」


だからの原因の調査か

・・・そういえば言われるがままに何も用意せずに着いてきたけど

森の中には低ランクとはいえ魔物がいるんだよな?

それは本当に大丈夫なのか?


「なぁ何も必要ないぐらい弱いのかと思って聞いてなかったけど

低ランクの魔物ってどれぐらいの強さなんだ?」


「大人一人が一対一で武器を持ってなんとか勝てるぐらいかな?」












聞き間違えかと思って足を止めてもう一度聞いてみるが同じ答えが返ってくる

何も準備してきてないけど魔物に遭遇したらどうすんだよ!?って聞くと


「君の体なら大丈夫さ!ヒイラギ様にすごく頑強に作ってもらってるからね!」


もしかしてこの体は普通の体と違って力が強かったり魔法が使い放題だったり

そんなチート的なものが備わってるのかと聞いてみるが


「何言ってんの?ただ単にすごく頑強なだけだよ?

君のこの世界での仕事は強い魔物を討伐することでも多くの人を救うことでもなく

この世界のおかしなところを直すことだからね」


「じゃぁ魔物が襲ってきたら?」


「そんなの戦うなり護衛に倒してもらうなりすればいいじゃない」


小動物は何か問題ある?とあたかも自分の言っていることに抜けがないかの用に言う


「・・・武器もないし護衛もいないんだけど」


ここでようやく小動物は俺と辺りを見回す

そして自分が言っていることがどうゆうことか理解し一言


「ワタルは要領悪いなー」


「いや自分の間違いをこっちに押し付けてくんなよ」














さっきのやりとりから十分後

今は森の目の前にいる


どっちみちお金をもってなかったので

武器も護衛も雇えない状態だったということを話してる最中にわかった


それでもどうにかできないか思って

BTS以外の魔法は使えないのかと聞いてみると


Inspect

調査魔法 手を触れた物体の内容を調べる


SourceCode

書き換え魔法 手を触れた物体のプログラムを表示、書き換えることができる


の二つを教えてもらった


「この書き換え魔法って

自分の体書き換えて最強にすれば解決じゃない?」


「どうゆうふうに書き換えるの?

僕はプログラムの中身は専門外だからわからないのは当然だし

こっちの世界にきたばっかりのワタルに分かるとは思えないよ?

そもそも生きているものについてはヒイラギ様ぐらいしか権限足りなくて書き換えられないはずだし」


ばっさりと最強になる可能性を切り捨てられた

となると次点で武器になりそうなものを作るしかないかな


その辺の石ころを拾い上げる

「Call Inspect」


石 重さ0.3kg


「・・・ってこれだけかよ!」


「そりゃそうだよそこらへんに落ちているただの石なんだから」


「それじぁ Call SourceCode Open!」


こんどは何も書いていないウインドウが表示された


「・・・何も書かれてない」


「その石には何も魔法が付与されてないからね

だから言ったでしょ?どうせわからないって

追々仕事を覚えていけばできるようになるかもしれないけど今は無理」


試しに適当にプログラムを

ウインドウと一緒に表れたキーボードを使って書いてみるが

保存する際にエラーと表示され保存できない・・・まぁそりゃそうだよな

まだ一つもこの世界のプログラム見たことないし






現状の自分の手にあるカードはこの頑強な体だけ

武器を買うにも護衛を雇うにもお金はこの仕事を終わらせないと手に入らない


そうして選んだのがこの頑強な体を生かした森の中への特攻という手段


「はぁ・・・俺は別に肉体派ってわけじゃないのに」


「まぁまぁこれを期に肉体派になればいいじゃない!

せっかく体の頑強さだけは誇れるんだしー」


とりあえず魔素は森奥深くに基本的に溜まると小動物が言っていたので

そこまで一気に走り抜けることにする


特に魔物と戦わずに何事もなく済むことを祈って・・・

ってこれ自分で言っててあれだがフラグだな


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