プロローグ
ジャンルとしては、ファンタジー、バイオレンス、グロテスク、鬱になる描写も多く、ギャグ描写やネタ、メタ発言もいくらか見られますが、全体的にハードでシリアスな作品になると思います。
また、BLやGLなどの同性愛の描写が見られますので苦手な方は注意して下さい。
テーマは善と悪、人間の悪意と狂気、種族間での争い、異端への迫害、家族愛、仲間や師弟との絆、輪廻転生、と言ったものです。
また、かなり長い作品なのでスピーディーな展開を求める方には、向いてません。
昔。
それは遙か遠い昔。
この世に繋がる存在の全てが永遠の皆無で、ただひたすらに闇が広がる空間でしか無かった時の事だ。
突然、気まぐれに神が現れ、光と闇がお互いに覆い始めようとする混沌の世界となっていた。
かくして、宇宙が生まれた。
そして、神はその光と闇を分け、光を朝と呼び、闇を夜と呼んだ。
それが対を成す様に。
美麗が、醜悪である様に。
華麗にして、汚濁である様に。
清浄で、混沌である様に。
全て、そうなる様に。
そう、当たり前の様に。
『創造』が『破壊』である様に。
いつしか、人々は欲望を持ち始め、長い悲劇と戦争が始まった。
人々と神々の間に存在するのは深い奈落。
皆、そこに滑り落ちるしかない。
……なのかもしれない。
これは様々な因縁と輪廻が混沌とした悲痛の物語。
運命に選ばれ、導かれていく者達。
そして、その中心となる過酷な宿命を背負った少年の存在。
全ての真実を解き明かす長い冒険が今、始まろうとしている。
「さぁ、絶望に終止符を打つ時だ」
メッセージ的にこの作品は『世界を見つめた時に分かる己の小ささ』、『忘れ去られる事は死よりも恐ろしい』と言うのを伝えたいと思っています。
暗いテーマやメッセージに埋もれがちですが、ジャンプ三大原則の『友情』、『努力』、『勝利』を上手に書く為に頑張りたいです。