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精霊の担い手  作者: 天剣
1年時
66/261

第29・5話 おぼろげな運命

前回の後書きで、29話はこれで終わりと書いたよな? あれは嘘だ。


……すいません、石投げないで(笑)


えぇ、まさかの29・5ですよ。何だよ、「・5」って、とおっしゃる方も多いと思います。


全く持って、天剣も同意見でございます……(汗)


実は、今話は三千字程度で収めて次のシーンに行こうと考えていたんですけれども、後から書きたいことがわらわら出て来て、それを書いている内に文字数が増えていき……。


……結論を言いますと、「文字数爆発してしもうた!」です。結局、いつもと同程度の文字数になってしまいました……(汗)


「全く、コルダのヤツ、一体どこに……」


「そう言うんならアイギットもしっかり探してよ」


背後でため息と共に呟くアイギットにぴしゃりと言うと、レナはひたすら走り続けていた。愚痴をこぼしてはいるが、彼もコルダを探す気はあるようで、足を止めずについてくる。


窓から飛び降りたコルダを探すために、彼女が入っていった森の中へと足を踏み入れた二人だが、捜索の結果は芳しくない。というのも、暗い森の中、視界が悪い状況のさなかで、彼女との距離が離されてしまったために、どこに行ったのか分からなくなってしまったのである。


幸い、光源は簡単に確保できるのでーー雷の属性変化改式である”光”を使用ーー、視界は幾分かは良好になったが、それでも広大な森の中でたった一人の少女を探すのは至難の業なのであった。


当てもなく森をさまようこと十分程度。そろそろ精神的に参ってきたレナの耳に、どこか遠くから何かの音が聞こえ始めた。


「……?」


最初は気のせいか何かだろうとも思ったが、反射的に嫌な予感が走り、彼女はその場で足を止めた。すると、今までついてきていたアイギットも同様に足を止め、怪訝そうな表情でレナを見つめた。


「どうした?」


「……何か、音聞こえなかった?」


「音?」


眉根を寄せ、耳の近くに両手を持って行った彼を尻目に、レナは再び耳に神経を行き渡らせる。ーー1秒、2秒ーー何も聞こえない。首をひねり、アイギットはふうっとため息をついた。


「何も聞こえない。空耳か何かじゃーー」


彼がそこまで言った瞬間だった。再び、遠いところからの反響音が耳に入ってくる。今度はアイギットの耳にも入ったのだろう、彼もハッとした表情でそれが聞こえた方向を探ろうとする。しかし、森の中では音が反響してしまい、音源を特定するのはやや困難である。数秒ほどあたりをうろうろしていた彼だが、そのことに気付いたのか、やがて諦めたようにちっと舌打ちを放ち、


「森の中では無理だな。レナ、どこからなったか分かるか?」


「そ、そんな事分かるわけないよ……」


長い黒髪を振り、かなり困った表情で首を振るレナに、彼もやはりか、と顎に手をやって考えこむ。しかし、数秒ほどその格好のまま黙っていると、不意にある一点に視線をやった。その行動はあまりにも突然であり、レナはビックリして彼の方へ目をやった。


「アイギット?」


「………」


名前を呼ぶが、彼は何も応えない。ただひたすらその一点を見続け、しまいには目を細めてじっと睨み付けるような感じで視線を送り続ける。その彼の様子から、ただ事ではないと本能で感じ取ったレナは、アイギットに近寄ると、


「………”クソ親父”」


「……え?」


普段の彼なら、口にはしないほど低い声音で呟いたその言葉に、レナは思わず動きを止めた。今なんと言ったのか、それを聞き返そうとする前に、アイギットは地面をかけだした。


「あ、待って!!」


かけだした方向は、もちろん彼がじっと睨み付けていた所。その先に一体何があるというのか。何とか彼に追いついたレナは、アイギットに向かって口を開いた。


「ねぇ、アイギットッ!? どうしたの!?」


走りながらであるため、息が上がりかけるのを懸命にこらえて口にした言葉に、彼は口をつくんだまま。一瞬、応えてくれないのかと思ったが、次に口を開いたことにほっとした。


「こっちに、クソ親父がいる……」


「……お父さんが……?」


彼が醸し出す雰囲気に飲み込まれないように、必死に気を張り詰めて口に出した言葉に、彼はああと頷くと、


「間違いない……この先に、野郎が……っ!!」


その言葉は、聞き取るには少々耳を傾けなければならないほど小さく、まるで必死になって押さえた末に、口から漏れてしまった叫び声のようであった。


彼の家庭環境については、詳しくは聞いていない。本人も口にはしたくなさそうであったので、つい聞かなかったのだ。そう考えると、縮まっていたように感じていた彼との距離が、不意に大きく離れたような気がして、彼女は目を伏せる。


少なくとも、彼の口ぶりから察するに、父親とはお世辞にも仲が良いとは言えなさそうである。それに、夏期休業の時も、彼は生家に帰ることはなかった。その理由を聞くと、家には帰りづらいと言っていたのも思い出す。


実はレナも、家である鈴野家との仲は微妙の一言である。それは、彼女の内に秘めた秘密のことや、養子であるということもあってか、微妙な距離が作られているのである。そのことが、桐生家に入り浸る結果に繋がってしまったわけだが。


「………」


頭の中に浮かんだその考えを捨て去り、彼女は複雑な思いを抱いて黙り込む。今は、そのことは考えない。きっと前を向いて、彼はひたすらに前をゆくアイギットを追い続けた。


まるで地形を覚えているかのように、足場の悪い森の中をすいすいと進むアイギットについて行くのは、至難の業であった。


しかし、彼が進む方向に何かがあるのは確かなようで、薄暗い森の奥で何かが光っているのが分かる。ーーそしてその場所に、肌になじんでしまうほどよく知っている魔力がいくつかあることにも気がついていた。


(……タクト、マモル)


二人の名を胸の中で呟いた。多少気がそちらに向いていたこともあって、アイギットが突然止まったことに気がつかず、彼女は慌てて足を止める。


「ア、アイギット……?」


「………てめぇ」


彼の名を呼ぶが、アイギットはそれには応えず、ただひたすら目の前を睨み付けている。一体何を見ているのだろうか、そう思いレナもそちらに視線を送る。そこにいたのは、思わず首を傾げてしまう謎めいた雰囲気を放つ一人の人物がいたからである。


足下まですっぽりと包み込む長大のローブを体にまき付け、頭にはフードを目深にかぶっている。そのため顔はおろか性別すら分からない。しかし、アイギットが呟いた一言によって、その正体をぼんやりとしながらも判明することが出来た。


「……久しぶりだな、クソ親父……」


「……それが久しぶりに会った父親に対する態度か?」


声からして男性、そして二人の会話が本当なら、ローブの男はアイギットの父親だと言うことか。彼は、やや苦笑が混じった声音でアイギットに問い返す。しかし、帰ってきたのは激しいまでの肯定だった。


「当たり前だ……! てめぇのせいで、お袋がどれだけ苦しんだと思っていやがるッ!! てめぇなんざクソ親父で十分だッ!!」


腕を振って激情を露わにさせる彼の横で、反対に驚きを露わにさせるレナを見比べた男は、軽く首を振った。


「やれやれ、こんな風に育てた覚えはないというのに……。まあ良い。それよりーー」


ぼやき、呟いた後、男はフードの奥から覗く双眼を、彼の傍らに立つレナに向けた。視線を向けられた瞬間、軽い既視感に襲われる。微かに眉をひそめる彼女には気付かず、男は口を開いた。


「久しぶりだね、レナ。……いや、”ナンバー07”とでも言うべきかな?」


「っ!!?」


一瞬、何かの聞き間違いかと思った。しかし、彼の視線は変わることなくレナに向いており、男が言った言葉は、間違いなく自分を指していると言うことを認めざるを得なかった。


「い、一体……どこで、それを? いや、それよりも……あなたは、誰ですか?」


「そうか、まだ私は君に名を名乗ったことがなかったのだな」


震える語尾を隠しきれず、動揺丸出しで口を開いたレナに、男は得心したように数度頷いた。その様子をいらだった様子のアイギットが口を挟む。


「……どういうことだ? お前ら知り合いだったのか?」


「あたし、こんな人知らない……」


どこか責めるような声音と共に彼は聞いてきたが、レナはふるふると首を振って否定する。本当に、どれだけ記憶を探っても、目の前の人物には繋がらない。どうやら、彼はかなり父親との仲が悪いみたいで、それは父親のことを知っている人物にまで向けられるのだろうか。なおも疑うような目つきで、アイギットは彼女のことを見てくる。


「まぁ、知らなくて当然だろうね」


助け船……というわけでもないだろうが、男が口を開いた。


「何せ君と会ったのは、君が”生まれたとき”だったからね」


その言葉に、レナはひどく狼狽えた。


脳裏に、記憶が蘇る。微かに残っているそのときのことは、不思議なことに年を経るにつれてだんだんと鮮明になってくる。


当時、生まれて間もない自分に対するいくつもの”実験”。


何かの器具を口に突っ込まされた。何かの道具を肌の中に入れられた。何かの道具をーー。


その記憶の中に必ずといって良いほど共に浮かび上がるのは、白衣を着た男達と、下卑た笑みを浮かべた大人達であった。


目の前のローブ姿の男の言葉に、記憶がフラッシュバックし、軽いパニックに陥りそうになるのを何とかこらえる。


自分でも分かるほど顔色を青白くさせ、彼女は無意識のうちに数歩後ずさっていた。驚愕に目を見開いたまま、おぼつかない口調で口を開く。


「あ、あなたは……け、研究員……なんです、か?」


「それは違う」


男は無言で首を横に振る。その動作には、僅かながら心外だ、というような意味が込められていたのだが、レナは気が動転していて、そのことに気付かず、父親をとことん嫌っているアイギットはなおさらである。二人の反応を見て、小さくため息をついた後男は続けた。


「あんな外道共と一緒にしないでくれ。少なくとも私は、君たちを”助けた”方だ」


「………」


青白くさせた顔をゆがめ、レナは男が言った言葉の意味をかみしめようとする。あたし達を助けた……一体、どういうことだろうか。その瞬間、不意に頭の中にある景色が浮かび上がろうとしたーー。


と、今まで黙って二人の会話を聞いていたアイギットは、細めた目つきを男へ向けたまま、


「……俺には話が分からないけど。それでも……俺にとっては、お前は外道そのものなんだよっ!!」


だんだんと口調が荒くなり、語尾になるともはや叫んでいるのと同じになっていた。もはや我慢ならん、とばかりに彼は自らの証であるレイピアを引き抜くと、男に向かってかけだした。


「ああぁぁぁああっ!!」


「あ、アイギットッ!?」


憎しみに歪められた表情のまま、絶叫と共にレイピアを突き出す。レナは、突然飛び出した彼を止めようとしたが、制止は間に合わなかった。


自らに襲いかかってくる息子を、ため息と共に見つめた後、彼は極小の法陣を一瞬の間に展開させ、それでレイピアの切っ先を受け止めた。


「っ!!?」


アイギットはただ、目の前の光景に目を見開いていた。レイピアの切っ先は、太さ一ミリにも満たない。それを、瞬きよりも早く展開させた、たかが直形一センチしかない円形の法陣で受け止めたのだ。しかも、レイピアの切っ先はちょうど法陣のど真ん中を貫いている。


そのあまりの早さ、そして正確さに、彼は驚愕の表情を見せた。対する父親は、フードの奥からでもわかるほどその表情を冷たくさせーー


「っつ……!!」


「………」


いつの間にか足下に展開されていた茶色の法陣から、土柱が勢いよく飛び出し、彼の腹に思いっきり叩き付けられ、その衝撃で、彼の体は軽く浮き上がる。一体、どれほどの衝撃だったのだろうか。地面に倒れ込んだ彼は、腹を押さえて二転三転する。


「かは……っ!!」


「……無鉄砲すぎる」


無様な様子で転げ回る息子を一瞥し、冷たく酷評を下すと、アイギットの視線に力が宿り、思いっきり男を睨み付ける。だが、男は慌てたそぶりも見せずに、むしろその様子を楽しむかのようにして、


「だいたいお前は……おっ?」


突如吹いた強風に、男は顔を押さえてよろめいた。どうやらこの風は、自分だけに向かって吹いてきているようである。その証拠に、顔を押さえながらちらりと周りを見渡しても、木々は風に吹かれた様子はなく、さらには足下で倒れているアイギットも、その風の影響を受けていないことからうかがえる。


「これは中々……だが、応用がなっていない」


風にローブをはためかせながら、呪文を一言唱え、展開させた緑色の法陣から風が吹き荒れる。その風は、男を包み込むように周りで渦巻き、強風の流れを受け流してしまった。その影響で男がかぶっていたフードが完全に外れてしまったが、構わないようである。


「っ……!」


その光景に、強風を叩き付けた人物ーーレナは、ぐっと歯がみする。どうやら、相手は数段上の精霊使いのようだ。生半可な術では通用しない。


ならこちらも、今出せる全力を出し切るまで。そう決めたレナは、さらに魔力を込めた属性変化術を使おうとしてーー。


「ーーえ?」


そこで、呆けたようにして動きを止めた。体の周りを風で包み込んでいる男ーーフードが外れたことにより、その素顔が見えてしまったからである。


その男の顔は、見たことがあるーーいや、まずフェルアントにいる人間で、”彼”のことを知らぬ人間はいないだろう。何せ、彼はフェルアントの本部長なのだから。


呆け、動きを止めてしまったレナを一目見て、男は不思議そうな表情で首を傾げたが、やがてフードが外れていることに気付き、得心したように頷くと、


「そうか、素顔をさらしてしまったのか……。まぁ、もう隠す必要もすぐになくなるのだが」


「……グラッサ・マネリア……? でも、父親って……」


苦笑しつつ髪の毛をかいている男を一目見たレナは、目を見開いて彼の名を口にする。だが、すぐにアイギットと性が違う事に気付き、戸惑いを隠せずに思わず口にした呟きを聞いたグラッサは、ふむと頷いた。


「確かに私はヤツの父親だよ……。実は、マネリアはミドルネームでね。ファミリーネームは”ファールド”という」


ファールド。それを聞いたレナは、そっと地面に倒れているアイギットに目を向けた。彼は、ようやく腹に受けた鈍痛が引いてきたのか、顔をしかめつつ、レイピアを杖代わりにして立ち上がったところである。しかし、彼はレナの視線に気づき、ちらりとこちらを一瞥しただけで、すぐに父親に視線を戻した。


「……隠す必要がなくなる、って、どういうことだ……?」


「ん? ああ」


小さく呟いたその一言に、グラッサは首を傾げたが、何のことかすぐに察した様子で頷いた。


「こちらのことさ。君たちには関係ない」


「それは、どういうことだよ……!? だいたい、何で、あんたが……っ!!」


叫びつつ、杖代わりにしていたレイピアを持ち上げ、その切っ先を父親に向ける。そのときのアイギットの表情は、憎しみと怒りで歪められていた。今まで押さえてきたそれらが、一挙にあふれ出たかのような激しい口調で、彼は叫んだ。


「何であんたがここにいるッ!!!」


「アイギット……」


「……」


あまりにも生々しく感情が発露してしまった彼に、レナは心配そうな表情で彼の名を呼んだ。反対に彼の父親は、そんな彼を感情の読めない瞳で数秒ほど見つめた後、


「……その疑問に答える時間は、ない」


それが、グラッサの答えであった。呪文を唱え、一瞬で青の法陣を展開させると、そこから氷の杭が飛び出した。アイギットが得意とする、属性変化改式ーー氷。だが、飛び出したそれは、アイギットの杭とは比べものにならないぐらい堅く、より多くの魔力を込められていたものだった。


「っ!?」


勢いよく飛び出し、早さがついたそれを、半ば反射的にレイピアではじき返そうとする。しかし、彼の証であるレイピアで出来たのは、杭の先端を潰すのが精々であった。その氷柱は、アイギットの胸のあたりに衝突する。


「っ……!!」


その痛みに、彼は意識が飛びそうになった。先ほどの土柱よりもはるかに重く、そして早いそれをまともに食らい、肋骨にひびが入る。だが、もし先ほど鋭く尖っていた先端を潰していなかったら、ほぼ間違いなく貫かれていただろう。自分の運の強さに、このような状況だというのにあきれ果てる。


「アイギットッ!!」


レナの、悲鳴に近い叫び声がこだまする。だが、それに応える余裕はすでになく、彼はそのまま無様に倒れ込んだ。


「……君に怨みはないがね。しばらく、そこで大人しくしていたまえ」


「え……やっ……」


「っ! やめろ……っ!」


倒れ込んだ状態のまま、グラッサが自分の後ろにいるレナに視線を向けるのを感じ取る。それに続き、微かに息をのむ気配。アイギットは必死に手を伸ばしてそれを止めようとするのだが、倒れ込み、伸ばした手にもろくに力が入らない状態では、何にもならない。


ふいに、激しいまでの既視感をアイギットは覚えた。かつてすんでいた家の中、目の前で、血を流して倒れている母親。その傍らに、血がこびりついた長剣を手に持つ一人の男。その男の横顔が、窓から差し込む月日に照らされて浮かび上がった。


自分の母親の姿が、レナと見事重なるーーそんな、嫌すぎる恐怖にも似た予感を覚え。


「やめろっ!!」


叫びととに展開させた法陣が、グラッサとレナの中間に割り込み、グラッサが放った氷杭を見事食い止める。しかし、完全に杭を防げたかというとそうではなく、法陣は数秒ほど持ちこたえた後砕け散った。


だが、その数秒の内にようやくレナは我を取り戻した。しかしその頃にはもう、防ぐタイミングが過ぎ去ってしまい、彼女に出来たのは、身をひねることだけでだった。


「あああぁぁぁぁぁ……!!」


身をよじったため、氷杭に貫かれることはなかったが、それでも体に当たったことは変わらず、彼女は数メートルほど吹き飛ばされた。


吹き飛んだ先にあった木が、うまい具合にクッションになったのだろう。数秒後、呻くような声が耳に入り、アイギットは安堵する。そのときに僅かばかり気を抜いてしまったからだろうか、瞼が異様に重くなってきた。


睡魔にも似た激しい衝動と戦いながら、彼が目にしたのは、


「………」


無表情な眼で息子を見下ろす、父親の姿だった。その姿を最後に、彼は気を失った。




その数分後、ようやく動き出したタクト達が駆けつけてくるそのときまで、アイギットは気を失ったままであった。

つ、次こそは。次こそは、第30話に行きます!

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