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短編

【完結】私の夫を殺してくださる?

作者:
フローネは知ってしまった。夫、ルスヴィンが自分の親友と不倫していることを。
だがその直後、フローネはルスヴィンに言いがかりをつけられて逆に離婚のための裁判にかけると脅されてしまう。

ふたりに陥れられたことに気づいて絶望していると、かつての幼馴染だったキールがフローネのもとを訪れる。
十五年ぶりに再会する彼は立派に成長していてフローネの苦しみを理解してくれた。

「ねえさんが幸せじゃないなら、俺が夫のかわりに幸せにする。どんな手を使っても。本気だよ」

そう訴えかけてくるキールにフローネの心は揺れる。
そして夫にひどい暴力を振るわれたあと、彼女はキールに言った。

「私の夫を殺してくださる?」


※ヤンデレ、人によってはホラーっぽい描写を含みます
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