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嘔来  作者: 七色雨
2/2

どうせ✕✕✕✕けど


居場所なんて何処にもなかった

別に欲しいとも思ってもないけどさ

今与えられても

品行方正になられても

ただただ悍ましくて気持ち悪いだろうな

教室に響く嗤い声

授業中でもお構い無しでさ

授業料誰が払ってんだよってツッコミ

ボケた頭じゃわかんねぇだろって

逆にツッコまれるだろうけどさ


進んで生きようだなんて思わなかった

当たり前のことだったからさ

今は忘れられてる?

楽しいことだけ考えてる?

2日でも忘れられたらマシなんだけどな

スマホに映る合格通知

やっとお別れだなんて喜んでさ

卒業式にだけは出てみようかって気まぐれ

起こすんじゃなかったって

そもそも全部手遅れなんだけどさ


手渡される卒業証書

叫んでやりたくなってさ

「全員今すぐ死んでしまえ」って

喉奥に押し込んだ泥濘をトイレで吐き出してさ

帰ってすぐ玄関でまた吐き出してさ


部屋に積んだ教科書類

ムダじゃなかったって言うしかなくてさ

資源ゴミしか残らなかったってこの3年

何も得れなかったって

認めたらそれこそおしまいだけどさ

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