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嘔来  作者: 七色雨
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死にたくないや


不登校を嗤われた■月■日■秒

でも辛い日々は終わりだって

列車に飛び乗った

揺られて舞い散る空しさのカケラ

学費ムダになったなって

お母さん泣いてたなって

いっそのことさっき飛び込めばよかったなって

でもそうなったら迷惑だなって

やめた


眠るのが怖くて

スマホで何度も調べる楽な死に方

その度(よぎ)死恐怖症(タナトフォビア)

何度も無音で叫んだ

死ぬのが怖い

でも生きるのはもっと怖い


偶然見えた自殺のニュース

こうなっちゃいけない

こうしたら全部終わり

でも自分が死んだらあいつは犯罪者かな

どうせダメだろうな

あいつは死刑じゃないだろうな

それでも

もし

あいつが死ぬんなら死んでもいいかな

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