最終話 ずっと俺等はお前の筋肉だッ!!
【登場人物紹介】
( ^ω^)【太筋】:七罪人の目的が結局なんだったのか、いまいち分かっていない。
('A`)【細筋】:七賢将の残りが敵なのか味方なのか、いまいち判断つかない。
(゜、゜*)【魔女】:「勇者」システムについて、いまいち納得がいってない。
( ・∀・)【勇者】:なんかよく分からないうちに最終決戦が終わってた。
──モブラキヤ王国・王城
(・∀・ )「……と言う訳で、戦争の原因を作った七罪人を成敗して参りました」
(・ハ・;)「なるほど、まさか魔王の下で異世界人が暗躍しておったとはな」
(・ハ・ )「ふむ、それで……」
( ・ハ・)「魔王よ、いったい何用じゃ?」
(゜A゜*)「およ、ウチのこの姿を見て動揺もせんとは」
( ・ハ・)「いくら外見が幼くなろうと、貴様が魔王であることに変わりはない。よもや、その姿で油断させられると思っているのかね?」
(゜A゜*)「つまらんジジイじゃ」
(゜A゜*)「ウチが来たのは、さっさと戦争を終わらせようやないかと、話し合うためや」
( ・ハ・)「ほう。そちらから始めた戦いを、そちらの都合で止めようということか。結構な話じゃ」
(゜A゜*)「それは、なんと言われようと甘んじて受け止めるつもりやわ」
(゜A゜*)「七罪人が暗躍しとったとは言え、当然、責任は魔王にある」
( ・ハ・)「元凶の七罪人とやらの処遇は?」
(゜A゜*)「決めあぐねとる。確かに戦争を起こしたのはアイツら。けど功罪が多すぎてな……この世界の発展への寄与が大き過ぎるんや。なんせ魔界成立以前から生き続けて、歴代魔王の相談役をしとったんやから」
(゜A゜*)「建築、軍事、貨幣制度、言語、農耕に天文学……なんもかんも七罪人が異世界からもたらした技術が元になっとる。でなけりゃこの世界の発展は数千年は遅れていたと七賢将は言っとった」
(;・ハ・)「彼奴らの世界平和という目的は、間違っていなかったということか?」
(゜A゜*)「手段は大間違いやったみたいやがな」
( ・ハ・)「ふむ……まぁ、ワシとて戦争が終わることは本望じゃ」
( ・ハ・)「ただし、条件として我々の要求は全て飲んでもらうぞ」
( ・ハ・)「大まかには人間界の独立承認、七星城解体と周辺地域の非武装化……それに賠償金も欲しいのう?」
(゜A゜*)「ああ、ええやろ。どれくらいや?」
( ・ハ・)「そうじゃのう……」
(・ハ・ )「あ、勇者くん。ここからは大人の話し合いの時間じゃから、退出してくれるか?」
(;・∀・)「あ、はい!わかりました!」
(・ハ・ )「うむ。大義であったぞ」
──モブラキヤ王国・神殿前広場
(・∀・ )「……と言う訳で、晴れて世界を救って無職になりました」
( ^ω^)「なんか、こういうのって元凶を倒したら平和!めでたしめでたし!ってなるんじゃないの?」
(゜-゜川「そんなのは物語の中だけだ。まぁ長い戦いが終わってめでたいことはめでたいがな」
('A`)「そういや、すぐに講和の会議が始まったっぽいが、勇者には褒美とかないのか?」
(・∀・ )「勲章もらったよ」
(゜、゜*)「お金が貰えないなんてケチよねぇ」
( ´_ゝ`)「いやいや、勇者並の名誉がありゃ、金なんて持ってなくても悠々自適の生活ができるぞ」
(゜、゜*)「そういうものかしら」
(゜-゜川「お金を稼ぎたいなら、講演でも自伝出版でもして稼げばいいしな」
(゜∀゜ )「おっと、もしその気なら、ぜひ日傘商店に一報してくれ!ウチは出版所も貸し会議室も持っているからな!」
(;・∀・)「あ、ありがとう。検討するよ」
( ^ω^)「俺等にはなんかないのかな?」
(・∀・ )「もちろんあるよ!正式に人間界に住む権利が貰えたし、望めば国王の近衛兵になれるって!」
(;^ω^)「いらねぇ~~」
(゜ー゜*)「そうよ。異世界人に住む権利なんて不要よ。さっさと送り返すんだから」
(;・∀・)「うわ!女神様!?」
(゜ー゜*)「久しぶりね勇者。あなたの苦労はずっと見ていたわ。本当によく頑張ったわね?」
( ・∀・)「あ、ありがとうございます!」
('A`)「見てたなら助けてくれてもよかったじゃないスか」
(゜ー゜*)「うっさいわね。こういうのは神が直接的に介入しちゃダメなのよ」
(゜ー゜*)「それにあの、あんまり大きな声じゃ言えないけど、魔界にも私の信者がいるし」
('A`)「あっ」
(゜ー゜*)「いやでもホント……ずっとヒヤヒヤしてたわよ」
( ^ω^)「いつの場面が一番ヒヤリハットだった?」
(゜ー゜*)「結婚してるって分かった時」
( ^ω^)「最序盤じゃねぇか」
(゜、゜*)「なにかあったんですか?」
(゜ー゜*)「あれ知らないの?勇者って童貞か処女じゃないといけないのよ」
(゜、゜*)「え、そうなんだ」
( ^ω^)「じゃあ勇者が童貞喪失してたらどうなったの?」
(゜ー゜*)「キンタマが爆発するわ」
( ^ω^)「あんまり女神様がキンタマとか言わないほうがいいっスよ」
('A`)「この世界の人間って爆発機能が搭載されてんの?」
( ´_ゝ`)「しかし勇者、よく耐えたな」
(゜、゜*)「まぁ勇者って性欲薄いっていうか、そういうのに興味ないのよ」
(゜、゜*)「ねぇ?」
( ・∀・)「うぅん。鋼の意志」
( ´_ゝ`)「勇者すぎる」
('A`)「で、女神様はなんの用だ?」
(゜ー゜*)「あ、そうそう!勇者の童貞発表なんてしてる場合じゃないのよ!」
(゜ー゜*)「筋肉共!アンタらを異世界に返す方法が分かったわ!」
(;'A`)「な!?」
(;・∀・)「えっ?」
(;^ω^)「なんだってぇぇぇッ!?」
──七星城
从 ゜∀ 从「おや勇者くん達、よく来たね」
从 ゜∀ 从「それと……そこにいるのは女神様かな?」
(゜ー゜*)「えぇ。美老師、久しぶりね」
( ・∀・)「あれ?二人は知り合いだったんですか?」
从 ゜∀ 从「まぁね。僕は"完全なもの"を目指して研究しているんだ」
从 ゜∀ 从「その一環でよく"たのしい葉っぱ"を燻してイマジネーションを高めているんだけど、ある時、女神様のいる場所まで"トリップ"しちゃってね」
(゜ー゜*)「いや~まさか、魔界にも聖火を焚いて私を降臨させようとする信者がいたなんて、感激だわ」
( ^ω^)「多分ソイツただのヤク中ですよ」
从 ゜∀ 从「それで女神様、用事は?」
(゜ー゜*)「あなたの作った"完結界"だっけ?あれを使って筋肉共を異世界に強制送還したいの」
(゜、゜*)「!……結界を使って?」
('A`)「どうやるんだ?」
(゜ー゜*)「まぁまぁ、とりあえず完結界に移動するわ」
女神に言われるまま、勇者と筋肉は"完結界"を心に浮かべ、そのまま結界へと入った。
( ^ω^)「それで?」
(゜ー゜*)「①元の世界を想像する」
(゜ー゜*)「②私がアナタ達を"完結界"の外に吹っ飛ばす」
(゜ー゜*)「③そこは異世界です」
(゜ー゜*)「以上」
('A`)「どういう理屈?」
(゜ー゜*)「分からないわ」
('A`)「は?」
(゜ー゜*)「いや、神インターネットで色々と解決方法を検索してた時に、たまたま個人サイトにしたためられた備忘録を発見したのよ」
(゜ー゜*)「そこに書かれてた手順がコレ。だから私は理屈なんて分からないわ」
(;'A`)「くそ、信用はできないけど信頼度は高そうだ」
从 -∀ 从「……なるほど。僕は理屈が大体分かったよ」
( ^ω^)「お、すげーな先生」
从 ゜∀ 从「"完結界"は想像したものを作り出すからね。第一に異世界を想像することで完結界に異世界のコピーが生まれる。普通なら、これはただの虚像に過ぎないのだけど……異世界との縁を持っている筋肉の二人の想像は、本物の異世界と繋がっているんだ。さて通常ならば、その想像は"完結界"の中だけに現れる限定的な空間でしかない。しかし女神様の強力な神属性の力を使って無理やり想像主を"完結界"から引き離した場合、"完結界"と世界の壁が、異世界と世界の壁と同じ位相に重なり、結果として異世界に行けると言うことだ」
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「?」
从 -∀ 从「……つまりはバグ技だよ」
( ^ω^)「なるほど!」
('A`)「バグ技なんて使って大丈夫か?俺等死んだりしないよな?」
(゜ー゜*)「知ったこっちゃないわ」
(゜ー゜*)「さぁ、さっさと故郷を想像しなさい。ぶっ飛ばしてあげるから」
('A`)「というか女神の技、俺等には無効じゃなかった?」
(゜ー゜*)「大丈夫。鍛えたわ」
( ^ω^)「ちょい待ち。最後に挨拶くらいさせてくれ」
(゜ー゜*)「……仕方ないわね」
( ^ω^)「それじゃ、えーっと……」
( ^ω^)「……」
(・∀・ )「……」
(;^ω^)「じゃ、じゃあな!」
(・∀・;)「あ、うん!」
('A`)「まぁ、なんだ。十分強くなったし、後は勇者一人で守れるだろ。なぁ魔女?」
(゜、゜*)「そうね。頼りにしてるわ」
( ^ω^)「あとは……」
(゜ー゜*)「じゃ、いくわよ」
(;^ω^)「早えってッ!!」
(゜ー゜*)「ごーぉ、よぉーん……」
(;^ω^)「クソがっ!」
(゜ー゜*)「さぁーん……」
(;'A`)「それじゃ、元気でな!勇者!魔女!」
(;∀; )「うん、今までありがとう!」
(゜、゜*)「長生きしてね!」
( ^ω^)「おう!」
(゜ー゜*)「にーぃ……」
( ^ω^)「どれだけ離れていても……」
( 'A`)「どこにいても……」
(゜ー゜*)「いーち……」
(゜ー゜*)「消滅魔法改ッ!射出ッ!!」
( ^ω^)「俺等はお前の筋肉だッ!!」('A`)
■ 最終話 ■
■ 完 ■
──???
( ^ω^)「……ふぅ。ここは……?」
('A`)「鉄筋コンクリートの校舎……グラウンドか。どうやら、ネオヤマトに帰ってこれたようだな」
( ^ω^)「そうか」
( ^ω^)「短い、修行だったな」
('A`)「あぁ。全然まだまだ、足りないぜ」
(; ∀ )「ゲホッ!ゴホッ!ちょっとコレ、なにが」
( 、 ;*)「なんで、女神様の魔法の威力が強すぎて、私達まで」
(;^ω^)「ッ!?」('A`;)
(゜、゜;*)「多分、七星城の外まで吹っ飛んじゃった、の……」
(;^ω^)「……」('A`;)
(゜、゜;*)「……」
(;・∀・)「え?あれ、なんでまだ二人とも居るの?」
( ^ω^)「いや、あの」
('A`)「えっと、とりあえず」
(*^ω^)「ネオヤマトへようこそッ!」('A`*)
(゜、゜*)「……」
( ・∀・)「……」
(;・∀・)「ええええええええッ!?」(゜、゜;*)
■ ('A`)「今日から俺等がお前の筋肉だッ!!」(^ω^ ) ■
■ 完 ■




