新書
新書
①篠田謙一「人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの『大いなる旅』」(中公新書)
②稲田豊史「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレーコンテンツ消費の現在形」(光文社新書)
③春日太一「やくざ映画入門」(小学館新書)
④春日太一「忠臣蔵入門」(角川新書)
⑤藤井達夫「代表制民主主義はなぜ失敗したのか」(集英社新書)
⑥冬木透・青山通「ウルトラ音楽術」(インターナショナル新書)
⑦すがやみつる「コミカライズ魂」(河出新書)
⑧ロマン優光「嘘みたいな本当の話はだいたい嘘」(コア新書)
⑨きたがわ翔「プロが語る胸アツ『神』漫画」(インターナショナル新書)
⑩町山智浩「引き裂かれるアメリカ 銃、中絶、選挙、政教分離、最高裁の暴走」(SB新書)
次点:戸部田誠「芸能界誕生」(新潮新書)
A「おっさんになってから新書をやたら読む」
B「多分長さというフォーマットが決まっているからだろう。その分量でどう表すかを競うようなトコが新書にはある」
A「でも実際、博打要素の高い、みすず書房や青土社の人文書を買うよりは当たりが多い。安いし」
B「あとこのジャンルは、等価じゃない? 人類史と映画論、選挙と特撮や漫画が並列化している」
A「書き手も、岩波新書に湯浅学を起用したのも驚いたが、ロマン優光はこれで4冊めだから驚かないにしても」
B「すがやみつるときたがわ翔って、いくら漫画家でも、このタイプが昔は新書なんてイメージなかったもんだ」
A「でもこれが東浩紀や押井守の対談新書よりは面白い」