本邦評論・エッセイ
本邦評論・エッセイ
①高原到「暴力論」(講談社)
②稲田豊史「オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情」(CYZO)
③都甲幸治編「ノーベル文学賞のすべて」(立東舎)
④江原由美子「増補 女性解放という思想」(ちくま学芸文庫)
⑤松坂健「海外ミステリ作家スケッチノート」(盛林堂ミステリアス文庫)
⑥星野太郎「月刊ムー書評大全」(青土社)
⑦中山信如編「古本屋的! 東京古本屋大全 」(本の雑誌社)
⑧ハッピー興行新社編「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会 復刻版」(アニメスタイル)
⑨「松本清張 推理評論集 1957-1988」(中央公論新社)
⑩白水社編集部編「『その他の外国文学』の翻訳者」(白水社)
次点:東浩紀「忘却にあらがう 平成から令和へ」(朝日新聞社)
A「わりと文芸批評めいているね」
B「高原到から東浩紀まで(笑)」
A「五位と九位で未だミステリ批評は面白いし、三位と十位で海外文学も未だ楽しいし」
A「稲田豊史さんはTwitterで2回くらい絡んだことあるけど、小林さんとも仕事したことある人で、現在的な視点で状況を見られるという人では今いちばん批評眼がある」
B「フェミニズムが劣ろえないのは良きにつけ悪きにつけ、ちゃんと目的があることなんだが、この人は女との苦根というのは面白い(笑)」
A「先のクイズ番組やプロレス放映が歴史化したことに続くけど、まさかムーの書評や古通の近況報告が1冊にまとまるとか!」
B「それは連載の単行本化が多かったTVブロスの死後の現象だよね」
A「でもここまで掘らないともう面白いものが見当たらない」
B「すると幻の名著が庵野秀明編集の同人誌になる」
A「この頃の庵野は未だエヴァ前だから作家性とか見当たらなかった時期だ」
B「それがあんなことになるとは!」
A「庵野秀明と東浩紀がこのようにランクされるのが現在の文化状況か」