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私の好きな人は嘘が付けない素直な人

作者: 白いチェーカー

『私の彼氏は嘘が付けない素直な人です。』


そんな素直な彼が私は大好きだ。

だけどね、今はそんな彼が好きで嫌いなの。



私、知ってるの。


あなたには他の好きな人ができたのを。


私、知ってるの。


あなたのあたたかい瞳がもうぬるくなっている事を。

あなたのあたたかい体温がもう感じられない事を。


私知ってるんだよ。


あの子には熱い瞳を向けて

目を細めて幸せそうにわらうのを。

私の知らない表情や声を。


――どうして?


燃え上がるような恋では無かったけれど

確かに恋をしていたのに。確かに幸せだったのに。


せめて気づかせないで。


なんて、無理に決まってるよね。

あなたは嘘が付けない素直な人。



「ねえ、別れよっか。」


「なんで?」


「他に好きな人がいるんじゃないかなって、」


本当は私の勘違いかも。そうだったらどれだけ嬉しいかな。

お願いだから早く否定して。


「そっか。」


ああ、私馬鹿だな

彼は否定しなかった。肯定もしなかった。

そっか、優しいもんね。

でも嘘はつけないんね。


――その結果がこの中途半端な答えなんだろうね。


「本当に別れるの?」


何?その質問。

そんな事言うなら

抱きしめてよ。笑いかけてよ。

全力で止めてよ。好きって言ってよ。


ねぇお願いだから――期待、させないで。


「本当の事言って欲しい。

最後のお願いだから、」


「ごめん。」


何のごめんなの?

他の子を好きになった事?私に黙ってた事?

それともただの罪悪感?

わかんないよ。


「他の子を好きになっちゃったみたい。」


「うん、知ってた。」


「ごめん。ほんとにごめんなさい。」


「ううん、謝らないで。

大好きだよありがとう、」


数日経ったらもうあの子と笑い合っていた。


『私の好きな人は嘘が付けない素直な人です。』












お粗末な作品ですいません。

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