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イケメン君と 花火大会に行こうかな

花火大会とは無縁だ。

恋人がいないとアウェイな感じがして苦手だった。

お化け屋敷にカップルで・・・という経験もない。

遊園地も無縁の場所だ。

歳を重ねるたびに 独身男にとって

行きづらい場所が増えるというのも困ったものだ。

考えるとイルミネーションとか一人だと寂しくなる場所は結構ある。

クリスマスと花火大会と遊園地は天敵だ。

人ごみに行って 疲れて 何が楽しいのか 理解すらできない。

だったら 家に引きこもったほうがいい。


花火大会が今年の夏もあるらしい。

もちろん行く予定はない。


「先生は 花火大会行かないの?」

カレンが唇をアヒル口にして 聞いてくる?


「行くわけないだろ」

「先生 ぼっちだからね~」


図星だ。俺は ぼっちだ。


「一緒に行ってもいいよ」

カレンが涼しい顔をしながら ソファーに横たわる。


「だいたい 学校の関係者にばれたらまずいだろ」


「私は かまわないけど」

カレンの表情は 基本かわらない。

するりと長い素足がきれいだ。

カレンはスタイルがいい。


「俺的に ダメ。」


カレンはアヒル口をとがらせて 

「ひとなつの 思い出がほしいのにな」


意味深発言をする。

このようなタイプが 夏休み中に問題を起こしたりするものだ。

教師としては目を光らせなければ。


「じゃあ 他の男の子といくよ」

「男女交際は禁止ってこと わかってるだろ」


「ただの友達ならいいんでしょ?

最近出会った イケメン君がいるから 誘ってみようかな」


「イケメン…?出会った? とにかく 担任として許可はできないぞ」

俺は少しムッとしていた。なぜだかもわからないけれど。





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