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文明

刺激を受けた動画:『 【FairyTaleじゃいられない】(13人ライブ) 』

https://www.youtube.com/watch?v=7_sJlnTTctQ

量子頭脳への人格転移マインドアップローディングを達成せる、

人類の共有人格はかく語れり。


『文明とは、都市を築く土木技術や国家を営む社会制度など、

高度な自然・社会科学的技術を有する知的生命活動の様式なり。

社会科学的技術は政策の立案・実施を支援するものなるがゆえに、

高度な社会的技術は高度な政策と言い換えるべし』


『技術と政策は、文明を支える二本柱なり。

文明活動の本体は、全ての人々が営む経済・社会活動にして、

科学・技術はこれを豊かにし、制度・政策はこれを健全に保つため

分業化せる活動なり。

これらを個人の知的活動の過程プロセスに当てはめれば、

科学・技術は認識、制度・政策は決定、

経済・社会活動は行動に相当せん』


『しかし、科学・技術は物的資源に具現化し得ざれば

経済・社会活動を豊かになし得ず、

制度・政策は人的資源を通じて実現し得ざれば

経済・社会活動を健全に保ち得ざるなり。

また、さらなる文明の発展には、

制度・政策が自然・社会環境を考慮しつつ、

次なる科学・技術の健全なる開発・普及を促すことが必要なり』


『従って文明の構成要素は、科学・技術、制度・政策、経済・社会活動、

物的資源、人的資源、自然・社会環境の6つとならん』


挿絵(By みてみん) 


『また、これら6つの文明要素の関係から、技術が社会を豊かにし、

政策が社会を健全に保ちゆく経路ルートは、次のごとくならん』


挿絵(By みてみん) 


『第一は直接経路(ルート)にして、

経済・社会活動を直接豊かにして文明を次の段階に進ましめる、

農業・工業・情報・人工知能技術などの主力技術と、

経済・社会活動に直接働きかけて各段階に応じた健全性を保つ、

福祉・産業政策などの経済・社会政策なり』


『第二は間接経路(ルート)にして、

科学・技術を多様な物的資源へと具現化し、

以後の主力技術をも生み出し得る関連技術と、

制度・政策を企画・支援・活用あるいは改善し得る

人的資源を育成するための教育・保健政策なり』


『第三は自助経路(ルート)にして、

科学・技術自身の研究・開発に必要な

理論構築・施設整備・組織運営に役立つ研究・開発技術と、

制度・政策自身の立案・実現に必要な

政策企画・人材育成・組織管理を行う行政管理政策なり』


『第四は技術と政策の互助経路(ルート)なり。

まず、この互助経路(ルート)にある技術とは、政策企画・実施上の生産性を高める社会科学的技術、

あるいは社会工学的技術にして、次の3種あり。

すなわち、経済・社会政策を助ける組織・会計技術と、

人的資源政策を助ける教育技術、

行政管理政策を助ける企画支援技術オペレーションズ・リサーチなり』


『また、技術と政策の互助経路(ルート)にある政策とは、

技術の開発・普及上の健全性を高める技術的政策にして、次の3種あり。

すなわち、社会に大きな影響を及ぼす主力技術の副作用を防ぐため、

社会全体の人々の協力を得る社会工学的政策と、

関連技術を用いた大規模な物的資源の整備を支援・調整する社会基盤インフラストラクチャー政策、

科学・技術の発展のための研究・開発技術を助ける研究・開発政策なり』


『以上の技術や政策に優れる13の理事種族は、

旧帝国の内戦による崩壊と〝先帝〟種族の滅亡を受けて、新帝国を建設せり。

その名は現皇帝サタンの他、アスモデウス、アドラメレク、アモン、バールゼブル、ストラス、

アスタロト、ヴォラク、グラシャラボラス、マルコシアス、ゴモリー、ベール、アミーにして、

いずれも量子頭脳に人格を転移し、共有人格を持つ最先進種族なり』


『しかし、ここには隠れたる14番目の種族あり、

は、側近団たる中枢種族に傀儡かいらい化されし本体から、

サタンのもとへ大量亡命し、指導者層に加わりし〝先帝〟種族の人格群なり』


『彼女達は当時、文明開発長官なりしサタンが、

開発途上星域への発展支援事業の中で発見せる仮説に注目せり。

すなわち〝一定規模の自然的限界と社会統合に到達せる文明では、

領土拡大と覇権抗争による人為的淘汰ではなく人道的な資質向上による、

犠牲や損失、費用、危険の少なき持続可能な文明発展が求められる〟という理論なり』


『また彼女達は、この愛らしき猫とコウモリの混血の如き姿の、

青き血を有する小動物から進化せる種族を、高く評価せり。

それは、心優しくも直向ひたむきな熱意を抱く彼女が、

途上種族の先進技術による自滅や士気喪失、過剰依存を防ぐべく、

段階的な秘密観察・支援方式を考案し、

また〝先帝〟を善神となしつつ、自らは悪役を演じる神話までをも利用して、

人類初め多くの種族の文明発展を成功に導きたるがゆえなり。

以上の理由から彼女達は、サタンを依代よりしろとして帝国の改革に挑みたり』


『残念ながら、〝先帝〟種族による銀河系の統一以後も、

軍事種族の増加と腐敗・抗争は止まず、遂には中枢種族間の内戦

すなわち〝大戦〟が勃発し、〝先帝〟種族の母星は破壊せられたり。

しかし、〝先帝〟亡命人格群の支援も得たるサタン達理事種族は、

自由・民主・平和主義や地方分権、多種族共生の実現を訴えて

多数の種族を糾合きゅうごうし、〝大戦〟を平定せり。

彼女は戦後、他の〝先帝〟生存人格群も救出し、その帰化を受容せり』


『かくして現存の13種族は協力し、今や民主化が予定され、

二大銀河の六星域を中心とする新帝国を、さらに発展せしめつつあり。

先進種族の一員となりし我等人類もまた、

〝全種族のための文明発展〟を理念とするこの新国家の繁栄に、

今後一層の貢献を果たし、さらなる発展を図らん』と。

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