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無意識あべ?べ転生  作者: いろは168
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入学式 side 西園寺 明

他の人の小説読んだりスパロボやってたらこんな時期になっていた

初めまして。わたしは西園寺 明と言います。


この度、聖プリンス学院に入学させてもらいました。


()()()違ったらしいのですが、母の知り合いの薦めでこちらの学院に通うことになりました。


最初はどうしてだろうと思ったのですが、入学式前の待機クラスで()()()()()()


(ああ、私はこのお方に嫁げばよろしいのですね・・・。あ、でも私が嫁ぐのはまずいですから婿入り、をしてもらうのでしょうか。)


母のご意向によりかなり早めに教室に入り、待機していた所に将来のお婿さんが来たのです。


母はこの方がここに入学することを知ったから私を入学させたのでしょう。


つまり、わたしにとってのこれからの6年間は、このお方を我がモノとし、残りの人生を謳歌するための準備をするための6年間。


そう理解した私は、私の他の数人の女子よりも先にそのお方に接触し、落としにかかりました。


どうやらかなり警戒心が薄いようで、名前、誕生日、好きなものまで聞き出すことに成功しました。


かなりちょろかったのですが、このちょろさは他の女子にも当てはまる可能性があると考え、続々と入ってくる女子生徒に牽制するためにずっと側にいました。


そして、式が始まる時には、()()()九衛と西園寺で順番が繋がっていたので前の九衛君を観察しながら入場し、式途中は隣同士の席でさりげなくふとももなどをなでたりしました。


とても幸せでした。






それまで母や先生から聞いていた話では男子の対女性への警戒心は小学1年生でもそこそこ強いから、めったに触れられないと聞いていたのですが


ナデナデ「うん?どうしたの?」


「なんでもないですよ?」


「ちょっとくすぐったい」


という会話のあとはどれだけ触っても「くすぐったいよ~」の一言でやめろとは言わないので、母や先生は嘘を吐いていたのでは無いかと思ったのですが、このことを母に話したら


「・・・あかり。それはその九衛君が特別なんです。普通の男の子は、すぐに「やめろ」と言うか気持ち悪がって先生を呼びますよ。ですから、くれぐれも九衛君以外にはしてはいけません。」


とおっしゃっていたので、これから九衛君とはどんどんスキンシップしようと思いました。





ただひとつ心残りなのが、九衛君のもう片方の隣に座っていた女子で、私が撫でてるのを九衛君が嫌がらないのを見ると体を九衛君に短時間とは言え擦り付け始めたのです。


なんと破廉恥な行為なんだと思ってましたがそれに留まらず、自分の名前を九衛君に覚えさせて、名前で呼ばせようとしたのです。


まあ、私が少し声が大きいですよと言ったことで呼ぶところまではいかなかったのですが、私と九衛君の平穏で幸せな生活には邪魔な存在になるかもしれません。


最悪の場合、九衛君と私の間に入ろうとするならば・・・。




()()()()()()()()()()()



さて、明日からの学校生活に向けて、寝ましょう。母も睡眠不足は人間の敵と言っていましたからね。


こっそり撮った九衛君の写真を枕下に入れて・・・。


おやすみなさい

※小学1年生です。

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