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無意識あべ?べ転生  作者: いろは168
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19/23

鬼集め side 鬼

ちょっと長いかも

「もう光も来るの慣れたかしら?」


「うん!お婆ちゃん元気かな?」


「大丈夫よ。光が来たと言えば、例え病院でも(本当に)飛んで来るわよ。」


確かにあの婆なら来そうじゃな。


「・・・気のせいか鬼さん見えてませんか?」


「光の力を抑えながら吸収していたら、具現化出来るようになっとった。」


「光様近辺はすっかりファンタジーに染まりましたね・・・。」


「・・・おに?」


「そうじゃよ。始めましてじゃな、桜よ。」


「・・・・・。」


ふーむ。やはり、桜の眼からは年不相応な知性を感じるのぉ・・。


「桜よ。」


「・・・なに?」


「転生を知っておるか?」


「・。・・・、なにそれ?」


おやおや、もしかしたら当たりかの~?


「・・・」「・・・」


「お主、「光!よく来たわねー!」


「お婆ちゃん久しぶり!」


「おーおーおー!久しぶりねー!あやかはぜーんぜん帰ってこないからねー!月一に帰ってきてもいいんだよ?」


「月一で東京と京都を往復するなんて面倒なことしたくないわよ。」


「親孝行を知らない娘だねぇ。さて、会えて嬉しいが先に用事を済ませるとしようか。」


「用事?」


「そこの鬼の統合作業よ。」


ほう。ようやく私の体が全部戻ってくるのかのぅ。


「他の家から早く頼むと二年前くらいから急かされててね。とりあえず一条から回っていくわよ。」


「・・・どういうこと。」


「我が娘ながら思考停止してるの~。

コホン前に言った分割した鬼のからだを封印した物をそれぞれの家で保管してると言ったでしょ?その家々にも呪いがかかってるから、それを解きに行くのよ。」


私の体たちは元気にしてるかのぅー?


「また、光に危ないことをさせる気!?」


「大丈夫よ。そういうときのためのそこの鬼と、私と各家の結界とそこの当主の力よ。光は守りきって見せるわ。」


「わっちも当初に比べれば光のおかげで力が付いてきたのじゃ。傷一つ付けることの無いように気をつけるとしようぞ。」


「・・・はぁ。わかったわ。いざとなったら私も光を守るから。」


そういうことされると後で光に怒られそうなのじゃが。


「それじゃあ、行こう。まずは一条家ね。」






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


一条家


「九衛さん。一条の名に興味はない?」


「私、一より九の方が好きだから。」


「あやめさん。うちに養子に来ない?」


「えっと、」


「うちの娘勝手に持っていかないでくれる?」


「・・・。ずるい!!なんで、あんただけこんな可愛い孫がいるのよ!ずるいわよ!!」


「神様からの贈り物よ!ざまーないわね!」


「なんですって!?」


「やるか!?」


「えっと、あの・・」


「光。このアホらは放っておくのが良いのじゃ。」


「良いのかな?」


「もちろんじゃ。」


いきなり喧嘩しだすアホどもは放っておいて私と遊ぼう。


「母さん!早く用事を済ませるわよ!」


「む!・・・そうね。先に用事を済ませるわ。案内してちょうだい。」


「・・確かにね。妬ましいけど、貴方をボコるより呪いを解く方が重要だもの。こっちよ。ついてきて。」








「この壺よ。」


「じゃあ、光ちゃん、よろしくね。」


「はい」ぺたっ


どろんどろんどろんどろん~


「お!やっと、美少年が・・・、なんじゃもう私がついているのか。」


「時間がないから早くもとに戻ろうぞ。」


「もう少し眼の保養をさせてくれても良かろう?」


「どうせこれからずーっと一緒にいれるのじゃから問題なかろう。」


「それもそうじゃな。これからよろしく頼むぞ?光よ。」


「うん。よろしく!」



・・・ふむ。やはり力が戻ると少しばかり興奮するのう。


「終わったわね。じゃあ、次行くわよー。」


「ええー?もう光ちゃん行っちゃうのー?もうちょっとおばさんと遊ぼう?」


「離れなさい、この変態。警察呼ぶわよ。」


「呼んでみなさい。むしろ貴女を捕まえてあげるから。」


アン?ヤンノカコラ?

ウルセッゾ、シバクゾオラ


「また、喧嘩してる・・」


「仲が良いという証ではないでしょうか。」


「光様、外は寒いですから車に戻りましょう?」


「菫、暖かい飲み物お願いね。」





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ここが、矢倉家ですか。」


「ええ。聞いたことあるでしょ?」


「矢倉コンサートホールとか、矢倉音楽教室とかなら。」


「矢倉家は元々、八と楽器を合わせて八楽(やがく)という名前だったそうよ。」


「基本すべての家が名前を変えてるの?」


「まあ、変えてるところが多いわね。一条だけじゃないかしら?変えてないの。」


「へー・・・。」



「久しぶり。」


「久しぶりね。」


「こっち。早くやって。」


「・・・相変わらずせっかちねぇ。」


「そのあと、その美少年とこたつでお茶を飲む。」


「終わったら次の家に行くわよ。」


「・・・なら、まず最初に1時間ほど休憩を。」


「さ、物置はどこかしら?」


「・・・ケチ」





「これ。」


「重箱ね。」


「たっち!」


どろんどろんどろん~


「美少年じゃ!」


「既にわっちがおるぞ」


「なんだ・・・。じゃあ、早く取り込んで。そして、美少年と魂を繋がせて。」


「こいつ取り込んで本当に大丈夫なのよね?」


「大丈夫じゃ。わっちが主格じゃから問題ない。」


私が手を出さないとは言わないがな。


「・・・・よし、終了じゃ。」


「次行ってみよー。」


(世代が古い・・・。)


「今度は楽器触りにでも来てね・・・。」


「僕ピアノやってるよ?」


「・・・誰から教えてもらった?」


「えっと、かなで先生!」


「・・・・・わかった。じゃあ、今度、かなで先生と一緒に招待するね?」


「うん!」







「・・・プロのピアニストで現在家庭教師をしている、かなでという名前の女を探しなさい。なんならそのまま家に呼んで。」


「わかりました。」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


この後、一行は、

二階堂 (二)

青菜 (七)

三菱 (三)

六花 (六)

五月女 (五)


と回って行った。




「鬼さんどんな感じ?」


「かなり気分がいいぞ?やはり力が戻るのはよいのぅ~。」


まるで、温泉に浸かった後みたいに気分が良いわぁ。


「母さん、なんで四の家が最後なの?六花家までの順番的に4じゃなかったの?」


「あそこはまだ特殊でね。まだ天皇家に仕えているのよ。それで、夜にしか会えないから最後になったのよ。」


「夜にしか会えない?明るいうちはずっと仕事だとか?」


「まあ、明るい時も仕事してるだろうけどどっちかというと夜の方が仕事する時間ね。なんせ、裏の人間だから。」


「裏・・・、暗殺業ってこと?」


「主に天皇家に害を為す者を消すための家よ。まあ、天皇家限定だから、天皇本人が死んでも少ししか報復しないわ。」


「は?天皇の守護は目的じゃないの?」


「あそこの使命は、天皇家の血の相続。天皇家が天皇家である限り、必ず血を相続させることが目的よ。」


「・・・それはまたすごい家ね。」


「ある意味あの家がいたから世界最長の王家として残ってるのかもしれないわね。」






「本当に私たち残ってるんですか?」


「桜を一人にするわけにはいかないでしょう?」


「ですが・・・」


「桜ちゃんも頑張って起きようとしてるけど、限界ね。菫と一応蛍も車で待ってなさい。」


「・・・わかりました。」


「光様、私たちはついていけませんけど、頑張って下さいね。」


「うん。」






「お久しぶりです。」


「ええ。久しぶり。」


「そちらの子が?」


「ええ。他の家は全部終わってるわ。」


「それは良かったです。最近不穏な音がしてたので。」


「・・・本当に?」


「はい。なので、すぐにでも対処お願いします。封印を破られでもしたら、陰陽師ではない我々では対処できないので。」


「わかったわ。光ちゃん行くわよ。」


「うん!」


あやつの封印を破ろうとするとは・・・。ここは陰が多いから力が増してるのかのぅ?





「確かに不穏ね。嫌な感じがするわ。」


「それじゃあ、光くん。お願いします。」


「うん。」たっt


「びしょうねぇぇぇぇぇぇんんんんんんんぉぉぉぉぉぉ!!!」


「な!?」


「封印が!!」


光!守ってやるぞ!


「行かせん!」


「邪魔だぁ!太陽掌(たいようしょう)ゥゥゥゥ!!!」ピカー


こやつ、我らの弱点である太陽光を自爆覚悟で!?


「いただきまぁぁぁーすぅ!!!!」


しまっ


「息子は私が守る!」


「邪魔だぁ!!女ぁ!!!!」


ザシュッ


「ぐぅっっ・・!!」


「え」


あやつ、一般人に手を出しよって!


「あやか!!」


「え」





「え」








「え(・)」










「美少年もらっ」

「・・・おまえ。」




・・・!?なんじゃ、この、光からの、とんでもない圧は。


「おまえ、僕のお母さんに何をした?」


「私の邪魔をするからどけただけよ!さあ、坊や!私と一緒に天に昇るようなことしましょう!!」


いかん・・・


「そうだな・・・。僕の、俺(・)の(・)大事な者に手を出したんだ。償いとして天に昇ってもらおう。」


光が・・・


「ひ、光ちゃん・・・?」


「俺は、お前を、殺す。」


光が目(・)覚(・)め(・)て(・)し(・)ま(・)っ(・)た(・)・・・!!



次回はそんなに遠くないかも

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