表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無意識あべ?べ転生  作者: いろは168
14/23

お誕生日 side 母

どうぞ

「「「ハッピーバースデー!」」」

「あー!」


「ありがとー!えへへへ。」


本日は、この家の神とも言えるような光ちゃんの6歳のお誕生日です。皆様、盛大に祝いましょう。(身内で)


「今日のケーキはこの前光様が気にしていらしたケーキですよー!」


「わーい!食べよ食べよー!」


「そうですね。プレゼントは後でも大丈夫ですからね。」


「え!?プレゼント!?えー、え、えーと・・・」


ケーキの誘惑とプレゼントの魅力の間で悩んでる光ちゃんかわいー。かわゆすー。右手の人差し指がとまらなーい。


「まあまあ。光、プレゼントは逃げないから先にケーキを食べましょう?」カシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ


「うん!先にケーキ!」


「うー!」


「桜にはまだ早いですかねぇ?」


「赤ちゃん用の小さいのを買ってあるので食べられるでしょう。歯はまだ少ないですからたくさん食べるのは難しいと思いますが。一人だけ食べられないのも寂しいでしょうし。」


しかし、もう光ちゃんも6歳かー。来年には小学校に通うのね・・・。女の巣窟に入れなければいけないだなんて・・・。でも、あの母からは共学に行かせろってうるさかったし・・・。でも・・・


「奥様。来年のことが気になるのかもしれませんが、まずはケーキを食べませんか?」


「・・・そうね。考えても無駄よね。まあ、いざとなったら私立の方に通わせればいいし。」


「おいしー!」


「あー!」


あー、光ちゃん見てるともう癒されまくるんじゃ~。


光子とは、光ちゃんの癒し成分のことなのかも知れない。


「それじゃあ、光様!この日のために磨き上げたこの芸を見てください!」


「なになに?」


「おや、何か練習してるかと思ったらそんなものを・・・」


「はっ!日本の伝統芸能、傘の上でボール回し~!回っております、回っております!」


「おーーー!!」


「そこからの、傘を軸にした私回し~!」


「なんですか!それは!!」


「すごーい!!」


「ふふふ。私、自分に傘芸の才能があることに気づいたんですよ・・・。最後にこちら!」




「傘傘回し~!!」


あの子にあんな才能があっただなんてね・・・。


「わーーー!!すごーい!!」


「ふぅ・・・。光様にそこまで喜んで頂けるなら練習したかいがありました。」


「蛍、メイドやめてこれ一本で行く??」


「いえいえいえ、これはあくまで趣味と言いますか、素人の技なので、本業はこのまま光様のメイドとして・・・。」


「冗談よ。」


「奥様が言うと冗談に聞こえないんですよ・・・。」


まあ、反応によってはね。


「僕にも教えて!教えて!」


「いいですよー。じゃあ、この小さい傘で・・」



「あら、桜。もう眠いんですか?」


「うー・・うー・・・」フルフル


「もう目閉じかけじゃないですか・・・。奥様、桜を寝かしつけて来ます。」


「あー・・!あー・・!」


「・・・もしかして桜ちゃん、まだここから離れたくないんじゃないの?」


「あー!」


「・・そうなんですか?桜。」


「あーー!」


「?桜ちゃん呼んだ?」


「あー♪」


「・・・どうもそのようですね。はぁ。では、一応まだここにいさせましょう。寝落ちしてしまったら上に連れていきますが。」


本当に桜ちゃんも光ちゃんのことが好きなのね。・・・義妹だろうとなんだろうと許さないけど。


「それじゃあ、ケーキも食べ終わったし、プレゼントタイムに入りましょうか。」


「わーい!プレゼントー!」


「で、まずは私からね。はい、光。」


「・・・?大きい。なに、これ?」


「ランドセルよ。光は来年から小学校に通うからそれが必要になるの。6年間使う大事なものだから大切に使うのよ?」


もし、壊してもすぐ新しいの用意するけど。


「うん!わかった!大事にする!」


「次は私ですね!これです!!」


「わー・・・?お洋服?」


「残念!道着です!」


「どおぎ?」


「実は言ってなかったのですが、これから小学校に行くまでの間、私と一緒に訓練をするんです!」


「くんれんってなに?」


「えっと、もし変な人に襲われてもやり返せる力を身につけるための・・・練習?みたいな感じのことです!」


「仮面ソルジャーみたいに?」


「・・・はい!ソルジャーのように!」


そういえば、光はアニメとか大好きだったわね。今度、ソルジャーのゲームで一緒に遊んでみようかしら。


ちなみに仮面ソルジャーとは、仮面特撮シリーズの一つで、それまでとは違う作品にするということで、男性主人公が怪物(主に変態)をぶちのめしていくという人気作である。らしい。

主人公役がそこそこのイケメンなのと、ピンチになると少し露出が増えるのもあって、日曜朝では視聴率が噂では60%にまで登ったとも言われている。らしい。


あと、蛍は部活でそこそこの成績を出している武道家(?)だ。


「では、最後に私からはこれを。」


「・・・マフラーとてぶくろだ!」


「はい。手編みにはなりますが、これから寒くなりますので使って下さい。」


「うん!モコモコしてて気持ちいい!」


「それは良かったです。フフフ・・・」


・・・なんか、やってやったぜって気を感じるわね。・・・手作りの物をずっと付けて貰えるからという理由かしら?


確かに言ってはなんだけど、今回の誕生日プレゼント。お金で買えるものは極端に少ない。何故なら大抵のものは私が買い与えてしまうから。


だから選択肢はかなり限られていて、私のランドセルと蛍の道着以外だと、おもちゃか本しかない。手作りに関しては出来によってはまったく使われないので、余程自信がなければ手を出さない。


しかし、見る限りかなり良い出来をしている。

ぐぬぬぬ。ただの防寒具のはずなのに、あれが薫の手に見えてきたわ・・・!!


「・・・ママ?どうしたの?」


「はっ、何でもないわよー。あ!そうだわ!光のお友達からも来てるわよー」


友達(親)(信者)


「ほんと!?」


「ええ。これはあとでお部屋に持っていくから楽しみにしておいてね。」


「やったー!」


母さんのは出さないでおく。何をどう考えれば平然と下着を送ろうと思えるのか。馬鹿ではないのか。今度の帰省がしたくなくなってきた・・・。


「それじゃあ、夜も更けてきたし、お風呂入りましょうか。」


「はーい。」


「今日くらいは私たちも・・・」


「あら、うちのお風呂がそんなに大きいと思って?」(威圧)


「ですよねー・・ハハハ」


「・・・ふぅ。今日だけはいいわよ。早く準備しなさい。」


「え!?いいんですか!やったー!言ってみるものですね!」


特別な今日くらいは皆で楽しみましょうか。変なことしたら(禁止)(ころす)けど。







「明日からすごいことになりそうじゃねぇ・・・。わっちも頑張らないといけないかもねぇ・・・。とりあえず正月までか」

最新作:「仮面ソルジャー サモンライド」



四半期ランキングでなんか見ようかなーと思ったら自分の作品見つけたやつの反応。

(゜-゜)フーン → Σ(゜Д゜)フーン!?↑


びっくりのあまり、作風が世紀末になりそう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ