表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無意識あべ?べ転生  作者: いろは168
12/23

赤ちゃん side 菫

どうぞ

「蛍お姉ちゃん。今日のお昼ご飯なにー?」


「今日はいつもとちょっと違うオムライスですよー」


「やったー!」


 ふふ。光さまも大きくなりましたね。なんだか光様が赤ちゃんだった頃がつい先日のようです。これがノスタルジーというものでしょうか。


「光様、火の近くは危な、うっ!」


「?菫お姉ちゃん?」


「!!お姉ちゃん!」


 こ、この痛みは・・・・!


「蛍・・・、救急車・・・!」


「わ、わかった!」


「え、え、え?え?」


 ああ、光様がオロオロと・・・くぅ。。







「す、菫お姉ちゃんどうしたの?びょうき?」


「違いますよー。お姉ちゃんはこれから赤ちゃんを産むんです。」


「・・・赤ちゃん?」


「はい。赤ちゃんが産まれる時は、お腹の中の赤ちゃんが「僕はもう出るぞー!」って合図をするんです。それが、ちょっとした痛みとしてお姉ちゃんに伝わったんです。」


「・・・そうなんだ。じゃあ、菫お姉ちゃん死んだりしない?」


「死にませんよー。むしろ次にお姉ちゃんに会うときは一人増えてますよー?」


「・・・わぁぁ。それって、妹!?」


「はい。(まあ、ほぼほぼ義妹ですけど。そして、後々命が危ないですけど。)ですから、ここで私と一緒に静かに待ちましょう?」


「うん!」


「(・∀・)ソワソワ」




「(やっぱり、私も子供産もっかなー)」






 私の出産はかなりすんなりと終わった。一回想像を絶する痛みが来て、走馬灯ver光様が見えましたが、気づいたら終わってました。

 担当した方もかなり早い出産だったようでびっくりしていました。


 この女の子の名前を当初光様のお付きメイドから影などが付く名前を付けようと思ったのですが、蛍と奥様から流石にそれは無い。と言われたので、私の花繋がりと直感より「桜」という名前にしました。

 まるで、天啓を得たかのように出てきたので、きっと光様か神様がお告げしたのでしょう。


 まあ、散らない程度に厳しく教育していくつもりですが。どうせこの子は光様に甘やかされるでしょうからまったく問題ないでしょう。





「蛍お姉ちゃん、大丈夫?」


「はい。心配おかけしました。もう大丈夫ですよ。」


「よかったー。・・それで、その子が・・・?」


「はい。私の子供で光様の義妹になる桜です。」


「桜・・・桜。うん!桜だね!僕は光!よろしくね!」


「あう・・・」


 ・・・もしかして、今この子、光様の言葉に返事を・・・?


「あー、私もやっぱり産みましょうかねぇ。なんかお姉ちゃんが羨ましくなってきました。」


「来年くらいに奥様に言えば許可貰えるんじゃないかしら。」


「うん。お願いしてみる。」


「さっくらー、さっくらー、さーくーらー」


 光様、妹が出来て余程嬉しいんですね・・・。・・・嫉妬なんてしてないんだからね。()


「ふぅ。とりあえず、蛍。私はすこしの間入院生活になるので辛いだろうけどよろしくね?」


「あー、あ~。まあ、なんとかするよ。つまり、昼間は私と光様の二人しかいないってことになるし。くっくっくっ。」


「命は大事に。よ。」


 下手なことすれば鬼(本物)が首取りに、羅刹が(タマ)(化物)取りに来ますから。


「分かってますー。それじゃあ、お姉ちゃん今日はここら辺で帰るね。光様、帰りましょう?」


「え、もうちょっと・・・」


「お姉ちゃんも桜ちゃんを産んで疲れてますから。」


「・・・うん。菫お姉ちゃん、また来るね!桜ちゃんもバイバイ!」


「またいらしてください。」


「zzzうー。」




 こうして、私は桜を産み、九衛家への恩と負担が増えました。この恩と負担は、桜を立派なメイドにして光様の影になるように教育したいと思います。


 この時のために忍者の里とかスパイ学とかを学んだのです。覚悟しなさい、桜。



なんか妹業界には桜が多い気がする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ