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無意識あべ?べ転生  作者: いろは168
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誕生 side あやか

どうぞ

 私の名前は九衛 あやか。そこそこの大企業の社長をしている。

 生まれは悪くなく、容姿も平均以上で成績や素行も悪くなかった。だが、何故か男に恵まれず、諦めて人口受精を行った。



「くぅぅっ!!!!」

「あともう少しですよ!頑張って下さい!」

「ぅぅぅぅっっっっっ!!!!」




「・・・オギャァァァァ!オギャァァァァ!!」



「生まれました!」

「ハァハァ。よ、かった。」

「しかも、男の子ですよ!!非常にかわいらしい男の子です!」


「え!?わ、私の子を!」


「どうぞ。」


「オギャァァ・・・。・・・zzz」




「・・私のかわいい子・・・。」




 こうして、私は人類の宝である、男の子を生むことが出来たのでした。



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 生まれた子供の名前は、男の子が生まれるなんて思っていなかったので思いつかず、母に電話して候補を聞いたら、


「絶対に光にしなさい。その子は特に特別な子だから。」


 と言われ、少し女の子のような名前をつけることになった。


 まあ、多少名前が女の子のようでも問題ないし、子供を眺めていると納得出来たのでよしとする。



 そのあと、国の方から男の子を養える家庭であるかの調査が来て、問題なしの判定を受けた。


 この子のためにも会社をもっと繁盛させていこうと思う。



「九衛さーん。最後の検診でーす。」


「はい。行こう、光。」


「あーうー。」


 この声で周りの女は全員白雪に魅了される。


 まだこの時期は男性と女性での違いなどほとんどないはずだが、男である。という認識で200%ほど魅了補正がかかるのだろう。

 とりあえずかわいい。



 ちなみに健康診断でも問題なく、退院出来ることになった。


「お家に行こうね。」


「あー。う。」


 かわいい。




 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 車で30分くらいで家に着いた。


「ただいま。」


「おかえりなさいませ、奥様。そして、ご出産おめでとうございます。」

「おめでとうございます!」


「ありがとう。(すみれ)(ほたる)。この子の名前は(ヒカリ)よ。」


「男の子・・・なんですよね?」


「ええ。この子は特に綺麗になるわ。私がいない間によろしくね。」


「かしこまりました。」

「わかりました!」


「光、この二人は菫と蛍よ。」


「う?」


「これから光と一緒に住むメイドさんよ。仲良くしてあげてね。」


「・・・。」コクン


「わぁぁぁぁぁぁぁ・・・。かわいぃ・・・。」


「・・・菫、蛍。一応釘刺しておくけど、一線は覚えているわよね?」ゴゴゴゴゴゴ


「はい。」

「は、はい!」


「そう。よかったわ。・・これからの生活が楽しみね。」


 こうして、菫と蛍に「息子に手を出したら死ぬと思え。」と釘を刺し、これからの人生に期待した。




 害虫対策もしなくては。

ありがとうございました。

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