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三百年後の世界で旅に出る  作者: ファルト(Falt)
第一章 出会い
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黒色のスライム?

見渡す限りの草原。そこには銀髪の少年がいた。



体が何が不思議なものに触られている感じがした。

(もう少し…寝させてくれ……)


風が吹いている。周りの草が風で揺れる音がした。とても心地よかった。ただ、何かに触られている感覚はお世辞にも気持ちいいとは言えなかった。


「ああもう!…分かったよ!起きればいいんだろ!」

大きな声をあげて、渋々目を覚ます。視界に映ったのは雲ひとつない透き通った青い空だった。


(青い空…)

魔王が現れてから見ることができなかった、青い空。魔王が現れてから空は一日中赤く染まっていたのだ。自然とくるものがあった。ずっと空を眺めていた。ゆえに、気付かなかった。いや、気づいてたとしても空が優先だったかもしれない。それほど青い空に感動していたからだ。



どのくらい眺めていたのだろう。彼は空のことではなく、この場所について考え始めた。

(ここは…草原が…。)

ふと右下に目を向けてみる。そこには黒色のスライムがいた。


「スライム…なのか?」

疑問形になった。何故かというと、スライムの黒色など、生まれてから一度も聞いたことがないからだった。


「キュルルル‼︎」

「そうだよ」っとでも言っているようだった。

「‼︎…スライムが喋った!」

驚いた。そこまで驚くことかと思うかもしれない。しかし、それは違う。スライムは魔物というものに分類される。魔物。それは、人間、エルフ、獣人などに関係なく襲い、欲求のみで行動するものを、主にさす。人間、エルフ、獣人などは魔物には分類されない。理性を持っているからだ。魔物の中にも理性を持っているものはいる。

それは魔獣というものに分類され、魔獣の国も存在する。スライムはキング、ヒュージといった上位種も喋ることはない。喋るための器官がないからだ。なのに目の前のスライムはしゃべる。色については銀というのがおかしい。マグマスライムやアイススライムなどという、その環境に適応して、色を変えるスライムもいるが、銀は聞いたことがない。そこで、ある決断にいたった。


(変異種か……)

変異種とはどういう発生条件か不明で、当然現れる、他の同種とは違った特徴をもつもののことを言う。それ以外考えられない。そう言う決断にいたった。




できるだけ、毎日投稿するつもりです!

誤字脱字については、バンバン言ってください!



銀から黒に編集しました。

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