教えてあげるよ!
やっぱり毎日は無理っぽいかなー
出来るだけ更新するようにします!
「さっきからどうしたのだ?誰でも知っているような事じゃないか」
本当に…300年も経っているのか……。もし本当ならあの時代に生きてたみんなとは会えないのか?他の4人は同じように300年後の世界に飛ばされたのか?
他の4人とは魔王討伐の時に一緒に戦った奴らのことだ…。本当は6人になる予定だったんだがな。
とりあえず300年後の世界だとしても、俺は何もすることがないというわけか…。あの頃は魔王討伐という使命があったからすることがないなどほとんどなかったのだが。
…いっそ、旅でもしてみるか?300年経っていろんなところが変わっているかもしれない。自由な今だからこそ純粋に世界を見たいと思った。
「あのいいかな?コスモ。君はまるでここを知らないような質問をしてきたけど、どういう事情なのか話してくれないか?力になれるかもしれない」
ずっと思考していた俺にシャルロットの声が届いた。正直話したところで信じてもらえるのか?いや…ここは自分もわからないと言った方が得策なのかもしれない。
悩んだが結局いい案は浮かばなかった。言ってもいいのだが俺には旅をするという目的ができた。300年前から来ましたなどと言えば変なことになり面倒ごとに巻き込まれるかもしれない。
…このシャルロットという子だけなら大丈夫か?
「あまり、知られたくないんだ。教えてもいいが君だけにさせてくれないか?あということは他言しないでくれ」
「別に私は構わない。あと、君じゃなくてシャルロットと呼んでくれ。」
わざわざそんなに親しいように呼ぶ必要があるのかと思ったが心の中で留めた。
「じゃあすまないがちょっと向こうに行こうか」
そう言って俺とシャルロットは聞こえない程度離れた所に移動した。騎士達がなんか言ってくるかと思ったがさっきから何もいわなかった。
どうしたのだろうか?
あと、馬車の中にある女の子が移動する時に何か言いたそうにしていたのを俺は気づいていないふりをした。
俺はシャルロットに伝えた。俺が何者で何故あのような質問をしたのかを。無論、言わなかったり言葉を濁した部分もあるが。
俺の事を聞いたシャルロットは最初は信じられないという顔をしていたが、だんだん納得するように頷き始め、最終的には疑うどころかこの話を完璧に信じてしまっていた。
(この子…性格はいいが、貴族には向いていないな)
シャルロットは俺が話し合えるのを待っていたかのように俺にこう言った。
「君が…いや。貴方がかの五帝の1人。滅帝のコスモ様なのですね」
……はい?
明日と明後日はほぼ百パーセント更新出来ないと思います
_|\○ _人生