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超短編集

指定席

作者: remono

ヨロシク…

教室の指定席と言えば窓側の一番後ろだろう。

そう思わないか?

だってアニメや漫画でも定番だしその理由は描きやすいからだそうだ。

そして何故か僕の座る席はいつもここだ。

席順を引くといつもここになる。

どんな決め方でも。

男女別の名前の順でも。

男女同じの名前の順でも。

たまに名前の順を逆にしても僕の席は相変わらずここだ。

さすがに最近薄気味悪くなってきた。

もしかして僕は誰かの作品の登場人物なのでは。

そんなある日席替えがあり自分は生まれて初めて別の席になった。

よかった。

けれどその日から僕の存在が希薄になってゆく気がする。

新しく定番の席に座った奴の顔を見る。

そいつがニヤリと僕に笑いかけた。そして僕はまた希薄になる。



アナタハキハクデハナイデスカ?

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