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諦め

 そして集落で最後に残された人は、ここにきて初めて天を仰ぎ「死にたくない。死にたくない。死ぬの怖い。死にたくない。助けて。死にたくない」懇願する事となる。

 それを観ていた神々は、『所詮しょせん肉塊は肉塊か……。もう少し私達の暇潰しになってくれるかと思ったが、醜さだけが際立ち、暇潰しにもならんかったわ……。はぁ〜』と溜め息を一息つくと、涙を流しながら懇願する人々を見殺しにするかの如く、一人、また一人とその場を立ち去るのだった。

「死にたくない。死にたくない。死ぬの怖い。死にたくない。死にたくない。助けて。助けて下さい。お願いします。助けて下さい。死にたくないの……」

 そんな言葉は、無人となった神々の箱庭の片隅にしか届いていなかった。

「助けて。死にたくない……。死ぬのは嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」







短い期間。短い文章でしたが、お付き合いありがとうございました。

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