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闇の陰謀  作者: 佐伯 学
第一部【序章】
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【第4章~村・死闘編~】押され押される



先ほどいきなり出てきた3人組


彼らは熊谷達が戦っている村から約2km離れた場所にいる。



トライ

「あっちの方ですね」


竜

「そうだな」


神崎流斗

「かなり激しいな」


3人は島の中をさまよっていたら偶然合った、謂わばこの島にいる参加者全員に共通する人達だ。


トライ

「ヤですね。戦いたくないのに戦わされて命を落とす…」


神崎流斗

「これがバトルロワイアルなのか…」


3人はまだ、バトルロワイアルが中止になり、島中がバイオハザード状態になっているのを知らない。


というより、多くの参加者がまだ現実を知らされてないため、この話しの最中もあちらこちらで戦わされている。


トライ

「竜さん。あそこに行きましょうよ」


トライがそう切り出す。


竜

「行ってどうするんだ?『戦いはやめましょう』って言うつもりか?」


トライ

「できればそうしたいです。」


神崎流斗

「それが通用する相手なら良いがな」


トライ

「ここに来てる人間は戦闘が嫌いな人が多い。みんな死の恐怖によって戦わされてるだけだ」


竜

「それは机上の空論であり、実際そうとは限らない。私たちがさっきあった人はそうだったじゃないか」


神崎流斗

「竜さん。行かせてください」


突然話しに参加しなかった神崎が口に出す。


竜

「どうした神崎!おまえまでトライと同じ考えか?」


神崎流斗

「違う。そうじゃないんだ…」


神崎は後ろのポケットからある物を出す。


神崎流斗

「これはさっきそこで見つけた物だ」


それは女物のハンカチのようだった。

端の方に小さく「S・K」の赤い文字が刺繍されてる。


竜

「これがどうした?」


神崎流斗

「妹のだ…」


竜

「子音の…」


神崎流斗

「これがここにあると言う事はここを子音が通った事になる…」


トライ

「そうですね…」


神崎流斗

「俺たちはこの森をさまよって3日になるけど、朝になるまであの音は聞かなかった」


神崎は村の方に目を向ける。


神崎流斗

「もしかしたら子音があそこに…」


トライ

「流斗さん!」


竜

「あぁ、わかった!じゃあいこう!!」


3人は村に向かって歩きだした。









村では激戦が続いてる。


熊谷雅之

「徹底的に破壊しろ!」



熊谷は村の建物を破壊しだす。


前田も槍を振り回す。


熊谷と前田はアイコンタクトをとる。


熊谷雅之

(それじゃ)


前田孫四郎

(はいよ)



熊谷はある場所へと向かった。






田堵

「戦況はどんな感じだぁ!」


建物の中から兜と鎧を着た田堵が出てくる。


兵士

「敵が多いため、若干劣勢です!」


部下の兵士がそう答える。


田堵は辺りを見回した。


建物は焼け、爆発の衝撃で出来た穴があり、その周りでは死体が転がってる。


田堵

(所詮、寄せ集めか…)


ズガァン


突然、田堵の近くで弾が命中した。


兵士

「ウワァァ!」


ズガァン


連続で命中する。



田堵

(山からの攻撃か…)


田堵は山を見つめる。


田堵

「残りの兵力は?」


田堵は兵士に質問する。


兵士

「もう殆どやられました。」


東谷

「私たちは寄せ集めですからね…」


田堵

(計画が破綻し、島に取り残されたいま、援軍が来るとは到底思えない。この島に残った『黒の騎士団』の兵力はこの村とあそこだけ…)


田堵はそう考えて覚悟を決めた。


田堵

「全員、地下壕に避難しろ。一旦退却だ」





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