【第3章~村編~】アジトの惨状
有楽蔵が去った。その後葵達がアジトに到着した。
しかし、そこにあったのはおびただしい数の死体だけだった。
山原
「なに………」
畑山
「ウソだろ…」
山原と畑山は絶句していた。
神崎子音
「うわっ…」
葵
「ひ……」
未来
「おえ…」
こんな多くの死体を見るのは始めてである未来はその場で嘔吐した。
則次が未来を介抱しながら一旦外に出ていった。
葵も気持ち悪い顔をしている。少し前まで普通に暮らしていた少女だ。死体の悪臭に不快を感じていた。
葵
「ちょっとすいません」
葵も口を手で押さえながら外へ出ていった。
鈴木純
「ヒドいですね…」
清水次郎吉
「なにがあったナリ?」
山原
「みんな…」
畑山
「武器を手に持っているところを見ると、何者かが襲撃したとしか考えられませんね」
仲間が死んだ干渉に浸る山原とは別に畑山は冷静に分析する。
未来
「となるとここがバレたんじゃないですか?」
まだ気持ち悪そうにハンカチで口を押さえてる未来がそういう。
畑山
「そうだな。早くここから出よう」
山原
「畜生…」
こうして葵達はアジトを後にした。
その近くでは
阪神政虎
「葵さんだ」
熊谷雅之
「さっきSAKIをビンタした少女か」
SAKI
「ハハハ…」
草むらから熊谷達が見ていた。
熊谷雅之
「それはともかく、この辺には空薬莢が散乱してるな」
SAKI
「ここで襲撃したんでしょうか?」
熊谷雅之
「恐らくな」
阪神政虎
「口径から見るにレミントンですかね?」
落ちてる空薬莢を拾いながら政虎が言う。
熊谷雅之
「いや、これはドラグノフだな。」
SVDドラグノフ、AKを拡大したような旧ソ連が開発した狙撃銃だ。
阪神政虎
「こちらは5、56mmの89式小銃で」
SAKI
「あちらの主力は7、62mmの武器ばっか」
熊谷雅之
「7、62が5、56より威力が高いのは昔の話しだ」
ベトナム戦争の時、アメリカ軍が使っていたM16より、ベトナム軍が使っていたAK47の方がジャングルで威力を発揮した話しがある。
熊谷雅之
「ベトナム戦争なんて何時の話だ?もう40年ぐらい前の話だろ?」
SAKI
「まぁそうですね」
阪神政虎
「しかしAKの方がタフですよ」
熊谷雅之
「だからどうした。M16とAK47をいいとこ取りしたようなのがこの豊和工業の89式小銃だろうが」
阪神政虎
「はぁ」
熊谷雅之
「もっと自分の銃を信じろ」
SAKI
「まぁ銃講義はそれぐらいにして、そろそろ攻めますか?」
銃剣を付けながらSAKIは言った。
銃の知識間違ってたらゴメン!




