【第3章~村編~】東谷の真実
鈴木純と神崎子音は畑山と山原に連れられ、ある家に入った。
神崎子音
「………………」
山原
「汚い家ですが…」
この村の家は江戸時代にあるような家ばっかりである。
畑山
「今お茶出しますから」
畑山は台所と思わしき場所へ行ってお茶を入れてくる。
山原は2人を椅子に座るように促した。
鈴木純
「では失礼」
山原
「さて、どっから東谷の話しを聞きますか?」
鈴木純
「できれば最初から」
山原は話し始めた。
山原
「あいつは前村長である原園祐也さんを殺したんだ」
鈴木純
「え?」
山原
「多分おまえらはここに来た時、あいつの過去の話しを聞かされたと思うが、あれは真っ赤な嘘だ!」
この発言に2人は驚かされた。
神崎子音
「え?そうなんですか…」
山原
「あぁ、あいつはずっと独身だ…」
畑山
「山原は東谷と高校の同級生だったんだよ」
神崎子音
「そうなんですか」
山原
「あぁ…」
山原
「あいつは昔から孤独な奴だった。常に1人で考え事をしていた…」
鈴木純
「高校時代の成績は?」
山原
「学年1位だったぜ」
鈴木純
「ほぅ」
山原
「だから頭が良いから故なのか、私たちとは考え事が違ったし…」
畑山
「変な宗教にハマっていたんだよな?」
鈴木純
「宗教?」
山原
「『メルシアの会』ていう宗教、知ってるか?」
神崎子音
「めるしあ…?」
鈴木純
「それって確か名前を変えて…」
鈴木純は一呼吸入れて
鈴木純
「今は『黒の騎士団』…」
山原
「…………そうだ」
神崎子音
「じゃ…、SAKI達が話していた武器の豊富さは…」
山原
「あの東谷によるものだ」
畑山
「あいつは1年前、いきなり原園村長の知り合いと名乗ってこの村に来て、村長を殺したんだ!!」
山原
「奴らはこの村で何か仕出かそうとしてる!!」
畑山
「事前にそれを止めなければ…」
話しが過熱していたその瞬間だった。
【ガシャン】
「「!?」」
扉を突き破る音がした。
もう一度言うが、村の建物は江戸時代の農村みたいな作りである。
そして入ってきた人物は
神崎子音
(あぁ!!)
山原
「おまえは…」
田辺
「そこまで知ってしまいましたか…」




