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【第5章~師匠編~】惨敗し
勇来の叫び声を聞いていた師匠とブルー・ハイパーは焦っていた。
2人はずいぶん前に聞いていたが、敵の数が多いことから勇来のところにたどり着けないでいた。
ブルー・ハイパー
「師匠!」
ブルー・ハイパーが何かを見つけ指をさす。
師匠がハイパーの指さす方を見ると
師匠
「疾風!?」
勇来にやられたのか、血まみれになった疾風の音が横たわっていた。
師匠は疾風のもとに駆け寄り
師匠
「おい!大丈夫か!?」
疾風に語りかける。
疾風の音
「し、師匠…」
師匠
「やられたのか!?」
疾風の音
「はい、やられました」
ブルー・ハイパー
(無茶やったな。獣人に生身で挑むとは)
師匠
「とりあえず話すな。今から村に連れていく」
師匠は疾風の音を背負い、村へと戻った。
疾風の音
(強くなりたい…強く!)
第5章~師匠編~・完
次回からは第6章です。




