プロローグ
俺は北條学園高等部2年天崎刹那。無類の女好きで相当の煩悩の持ち主だった俺は横で美女とすれ違えば飛びついたり匂いかいだり思わず手を伸ばしていろいろイタズラしていた・・・だが実際にやるのではなくすべて頭の中でやっていたのだ。この人並みはずれた煩悩を強靭な精神力と体力で押さえつけて何とか妄想で我慢していた。だがこの行き場を無くした煩悩は俺の肉体を離れなんと天界(天使や神が住んでいるところ)まで流れ込んでしまったのだ。天界はエネルギーが具現化しやすい所らしくとてつもないエネルギーを持った俺の煩悩は形を作りなんと天使たちにとんでもない猥褻行為を幾度となく働いてしまったのだ。そのおかげで俺自体は全然悪くないはずなのに天界での第一級犯罪者になってしまっていた。
俺の煩悩のエネルギーは何度倒してもすぐまた天界に流れ込んでいるらしく倒しても倒してもきりがないらしい。そこで元を正せばいいと天使が俺を抹殺しに舞い降りてきた。そこで今までの話を聞かされた俺は
「俺には妄想する権利すらないのか!!」
と講義したところアッサリと
「ない」
って答えられてしまったのだ!なんて理不尽な・・・。だが殺すのはちょっと可愛そうだと神が言ったらしく何個か呪いを受けただけですんだ。だがこの呪いが酷いモンだった。
第一の呪い・・・・女の子に与えた刺激が何十〜何百倍にもなって帰ってくる。つまり道で女の子に肩がぶつけたりしたら相手はよろけるだけだがこっちは相手が感じた何百倍もの衝撃が体を襲うのだ、当然肩は骨折しまくりだ、まあこれは敵意がなければ発動しないらしい
第二の呪い・・・・俺に対してだけ女の子の力がこれまた何十〜何百倍にもなる。つまり今まではちょっとぐらい女の子に殴られても全然平気だったが今は背中を少し押されただけで相当に吹っ飛ぶ。
第三の呪い・・・・これが一番酷い。俺の深層心理に女性は怖い生物だと刷り込まされた。怖くない怖くないと理性では分かっているのだが本能が怖がってしまうのだ。これらの呪いのおかげで幸か不幸か煩悩が弱まってきて天界の被害が減少したらしい。しかし事と場合によってもっと呪いを増やすこともあるそうだ。
だが俺は女の子が好きだ。こればっかりは何されようが変わらない。しかしこれだと彼女を作るどころか女の子と仲良くもできないまさに生き地獄だ。
そこで俺は思った。呪いをかけてきた天使をぶっ倒してしまえば呪いが解けるのではないかと・・・・これでも体力と腕には少し自信がある。天使の一人ぐらい死ぬ気になれば倒せるだろう。しかし問題があった、呪いをかけてきた天使が女の子の天使だったのだ・・・・・・・
しかも俺好みな・・・・・・・
「自分でもビックリ」の続きを書く気が起こらずこんなお話を書いてしまいました・・・・「面白そう」「つまんなそう」みたいに簡単なことでもいいので感想くれると助かります。よろしくお願いします