環境
どーするの?お父さん」
「どうするって・・・お前達と同じ。放り出すことはしないし、将来何がやりたいのか決まるまでは見守るよ」
「私達と同じ・・というかそれしかないよね。きちんと最初にうちの親子関係とか説明しないと」
「未成年後見人制度とか面倒なことはさらっと流して後回しにするとして、貴美ちゃんのこれからだね・・・
ガス爆発で弟夫婦死亡、回収できた家財道具は焦げたアルバムと金庫の中。まぁ、転勤で東京に戻る予定で
高校だけは都立に入学が決まって手続きも終了してるのが不幸中の幸いか・・」
「私達3人の後輩ってことね。偶然だか狙ったんだか」
「それなりに勉強はできるんじゃね?地方の中学から都立で偏差値トップに受かるんだからお前らよりマシ」
「偏差値38からの高校受験・・どうして黒歴史を思い出させるのかねぇ・・このオヤジは」
「明日は金曜日か・・俺は午前中出る。1週間空けてるからな。午後は強引に空ける」
「私は午後から出る。由美は抜けられないっしょ?」
「うん。土日は大丈夫だけど明日は無理」
「それじゃ、亜美、午前中頼む。普段着とか下着とか。午後から俺が付き合って制服とか靴とか・・・携帯もか」
「制服じゃなくて標準服。寝具や机は土曜日ね。由美ちゃんお願い。これからみんなでリストアップ」
「お風呂先にいただきました。ドライヤーどうやって使えばいいんですか?お釜かぶるの初めてで」
由美さんが来て使い方教えてくれた。凄く強力で私の腰まである髪が10分かからないで乾く。
スキンケア用品も借りて使ったけどいいものらしい。曰く、今からこんなの使うと将来苦労するから明日にでも
肌に合ったのを探しに行こうって。お鮨も届いて食事のの仕度もしてくれたみたい。
グラス6つ用意して・・・?ご霊前に2つ、伯父さんと従姉妹で3つ・・私も??
投稿ミスってました(汗)