泣かないでよ
もう泣かなくていいよ
僕たちにとっては
うれし涙でも
周りから見たら
悲しくて
泣いてると思われたりするかも
しれないから
僕はキミが言うほど
冷静ではないと思う
キミの肩を抱き寄せる強さを
確かめたりすること
できないでいるから
この通りに
また春が訪れて
緑がたくさん増える頃
景色自体あまり変わらなくても
僕たちの新しい生活が始まる
あたりまえのように
ふたりで共有してきた時間が
もっと増えるから
街路樹のイルミネーションが
知らないうちに
ココロの暗い部分を灯してくれたり
涙をぬぐう指先が
とても温かかったり
非日常的に感じることも
たぶん、あるだろうけど
キミの言うとおり
僕たちがめぐり合った時間を
まずは大切にしたいと思う
キミはいつでも恥ずかしがらずに
ちゃんと話してくれるから
自分が迷ったとき
分からない些細なことでも
分からないと言ってくれては
僕の言葉を待っててくれる
決して自分で
先に進もうとしないから
だから、ありがたいと思ってる
そんなこと思い出していたら
ふと、涙があふれてきた
この涙が
ふたりとの約束の証し
そう僕は誓う