表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

1

 全エンディングクリアしエンディングを見て視界が暗くなった後俺はそのまま寝落ちでもしたようだ。目を開けようとするも開かない、おかしいなと思い身体を動かそうとするも動かない。


 なんだこれは?と思っていると急に光が差す。

視界がクリアになると俺は空を見ていた、身体を起こして俺は違和感を感じる。


「全エンディングを達成したからか?エンディングを達成したらマイホームに戻されるはずなんだが」


 いつもならエンディング後マイホームに戻される。だが今の俺は天井に大きな穴が開いた洞窟みたいなところにいるのだ、それに身体も違う…俺のアバターじゃない?どういうことかと思っていると


『GYAAAAAAA』


 空から声とともに黒い龍が降ってきた。


「マジかよ…いくら全エンディング達成したからってこんな初期装備よりもひどい状態で会うかよ普通。伝説の漆黒龍アビスドラゴンじゃねぇか」


 インフィグの超最高難易度討伐クエストの一つ、伝説の漆黒龍だ。

いつもの状態でもソロだと多少苦戦するのに今の状態はまずい…というかここもしやこいつの巣か?


『GYAAAAAAA』


 早速アビスドラゴンが攻撃しようと構える。


「おいおい、一般人のそれもこんなボロボロな青二才のガキみたいな今の俺やる攻撃かよ…っ!」


 アビスドラゴンが即死級大技を放とうとしてくる。あれはガチ装備でくらっても対策してなかったら死ぬ技なんだが!?


『GUWAAAAAAAAAAAAA』


 俺はいつもの癖で無意識に魔法を放とうとする。が、今の俺はいつものアバターではない。


「あ、死んだ」




―――死んだか…ペナルティ痛いのになぁ、まぁいつもと違うアバターだったし何も失わないのかな?いや、全エンディング達成の特別クエストだったらどうしよう…やったか?


 そんなことを思って目を開けるとさっきと変わらない空の景色が視界に入る。


「え?」


 俺は起き上がり目の前の惨状を見て頭をフル回転させて叫ぶ。


「メニュー!」


 何も出てこない、身体を触る、息を吸う、そしてもう一度今度は静かに。


「ステータス」


 そしてでてきたステータス画面。それを見て俺はフル回転していた思考を止め答えにたどり着く。


「…異世界転生した?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ