7話 「起点」
「……ふふっ」
面白そうな魔法が増えている。
《進化を開始します》
「ちょっと待ってくれ。試してみたい魔法があるんだ」
《各属性魔雷がLV50に達したため、滅雷に進化しました。ファイアーレイ他、ファイアーストーム他が進化条件を満たしたため、融合しカースリベレートへ進化しました》
「お、おい! まだどんな魔法なのか試してないんだぞ!!」
《……各属性咆哮、各属性バニッシュが融合、滅龍の咆哮へ進化しました》
「な、何勝手に……!!」
《「私」は簡易魔装、魔装・極、黒炎、操術人形と融合し、進化しました》
「か、観察者さん……?」
《はい》
「お前……誰だ?」
《観察者ですが。変化後ステータスは以下の通りです》
何かおかしい。
俺の言う事を聞かない。
……害はないからまだ許容範囲内だが。
―――――――――――――――
【ステータス】
LV40
有利属性 水
職業 なし
HP 24000000/24000000
MP 620000/920000
物防 136000/136000
魔防 154200/154200
物攻 176000/176000
魔攻 144000/144000
【スキル】
・滅雷・水 LV4
・カースリベレート・水 LV3
・滅龍の咆哮・水 LV4
・フレイムノヴァ
・アイスノヴァ
・終焉の波紋
【特殊スキル】
・ステータス確認 LV10
・観察者 LV56
・空中浮遊
・魔力探知
・千里眼
・念話
【その他】
・【操術魔法】拘束 LV31
・【治癒魔法】治癒 LV506
・【耐性魔法】毒耐性 LV29
・【耐性魔法】精神耐性 LV20
・【耐性魔法】窒息耐性 LV15
・【耐性魔法】火炎耐性 LV46
・【耐性魔法】凍結耐性 LV39
・【空間魔法】重力操作 LV35
・【空間魔法】異次元収納 LV38
―――――――――――――――
もっと色々な属性の魔法を使いたかったが、仕方ない。
「『重力操作』!!」
俺は重力が強くなるイメージで魔法を放った。
「「「メシメシメシッッッッ」」」
「キ、キターーーー!!!!!!」
重力魔法!!
これが使えるようになる日がくるとは!!
し、しかし危なかったな……
もう少しでこの部屋の床が抜ける所だった。
「よし、どんどん回すぞ!!……あれっ」
そのガチャにはいつの間にか文字が書かれた張り紙が貼ってあった。
よく見てみると、ガチャの中のカプセルが無くなっている。
「えーっと……『伝えたいことがある』?」