落ちた星屑。
冷たくて ただ 冷たくて
手のひらだけでは足りない
寝そべると よくわかる
頭の先から つま先まで
余すことなく 満たされ
孤独感で 埋め尽くされて
虚無感で 苦しくなる
毛布なんて 要らない 寂しくなんて 無い
あたたかいのは 夢の中だけで良い
遠のく意識と 揺れる夜空
放物線を描く 流れ星
見えなかった お月様
この世は 餓えているのか
体躯は縮こまる 点になった
耳を塞いで 息を殺す 沈黙の寝室
いっそのこと 雪なら良かった
水浸しになるのは 辞めてくれよ
握りしめていたのは あのときの幸せ