巷の加味
片手間だから
散らかって
どうしようも無い
時間とレースして
効率と競い合っている
喉の奥がカラカラ
そんなにパンを
詰め込んでくるな
仕方ないから
水を探し走って
もう、液体であれば
何でも良いや
なんて、考えている
道端の蒲公英に
挨拶している猫が羨ましい
ゴミ箱は劣化が酷くて
吹出物みたいに
主張してくる
夢の中、散歩中に
最後の朝焼けを見る
飛び起きたら
ちゃんと朝で
体内時計、さまさま
身に付けて、身に着ける
社会の軸
玄関先のゴミ袋
忘れずに持ち上げて
近くの主婦と
会釈で会話する
透明になりたい電車
乗り込んだら黄泉の国へ
知らない会話
デスクに座れば
手招きをする骨
捻りの無い火の玉
頭の中でテニスをする
やけに長い試合
私生活で
何かあったのですか
カンペにして出したら
面白いバラエティに
なりそうな気がする
デスクに戻って思ったから
四角い枠の中にある
ゴミ箱に捨てた
残っている業なんて
背負いたくはないから
帰る時は
決して振り返らず
冷たい視線は
光線にはならない
粒子になるだけだから
レーダー探知は出来ない
目視確認だから
見当違いもある
触れられないことは
触れないことで均一化して
最新の夕陽を見る
烏の鳴き声に
耳が慣れている方が良い
暗くなったらインドア派
コンビニよりも
ドラックストア
スーパーで買い物は平日の猫
グラウンド近くの声も
この時間だから分かること
知らずに居ても
構わないことは
沢山、沢山、あるのだが
低反発の寝具が
呼んでいることは知っている
白い袋が風で鳴った
鍵と同時に鳴った
帰って来たら
自由に縛られる
軸を取り外して
ステイオンタブ式
一缶だけでバスタブへ
二十時までに終わる一日
穴の中みたいな
四時間に誘われる